呼吸というと、どこでしていると思いますか?
肺、横隔膜、肋骨。腹式呼吸という名前から、下腹と言う方もいるでしょう。
私事ですが、20年ぐらい前でしょうか、近くの中学校の体育館で、ボクシング同好会なるものがありまして、参加していました。
コーチとミット打ちをした後などは、呼吸が乱れて、しゃがみたくなります。
しゃがもうとすると、コーチが、「しゃがむなあ! 体育館一周、大股で歩いてこい!」
えっ 何で? このしんどい時に。。
しかしこわいので、言われた通り、一周大股で歩いて、戻ってきました。
あれっ? 呼吸が整ってる。。しんどくない。何でだろうか?
コーチに聞きましたが、コーチも理由はわからないが、そうなる事を経験的に知っていたのだそうです。
後に、整体を勉強する様になって、成る程と分かりましたよ。
呼吸というのは、骨盤や仙骨の 前後運動によって、肋骨が動いて、横隔膜が動き、肺が動く訳です。その時、全身も、呼吸しています。
骨盤の前後運動を、スムースさを保証するには、足の裏側の筋肉、坐骨から、アキレス腱に至る筋肉が、弾力を持って、伸び縮みする必要がある。。
マラソンを走った直後などは、皆、猫背になって、骨盤が後ろに倒れていますね。つまり、坐骨からアキレス腱に至る筋肉が縮んで、骨盤を後ろに引っ張っている形です。
それをゆっくりでいいから、大股で歩くと、その筋肉が伸びて、弾力を快復する。。
そして、呼吸がスムーズになる。。という 事です。
皆さんも、ジョギングなどした後、手を膝に置く前に、ゆっくり大股で歩いてみてください。。うそー! となりますよ。
鬱や、過呼吸の人も、試してみてください。