心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

なりたい自分は、こう思われたい自分

なりたい自分になる。。心理療法でもなりたい自分になる事が、いい事の様にいう流派があります。

なりたい自分とは、魂がこうしたい自分とは違います。

なりたい自分は、こうありたい自分。。人にこう思われたい自分です。

自分の描く、理想像の様なものです。。

 

自分探し。。という言葉も近いです。。

自分の居場所探しもそうです。

自分が評価される才能、場所を探そうとする。。

評価にあわせては間違うのです。

今の世の中では評価されない才能を持った人もいるのです。

 

でも本当に自分が解ってくると、自分がなりたい自分とは、違う自分が見えてきます。

例えば、野球に例えますと、子供の頃は、みんな4番でピッチャーが、なりたい自分です。運動神経の良い子は、それを実現するでしょう。。

 

中学に入り、4番でピッチャーだった子が、小学校の数分いる訳です。そこで、違うポジション、打順に変更されて、一度は凹みます。負けた気がするのです。

でも、例えばショートで、6番を任せられて、こなしていると、こちらの方が、自分に合ってる気がしてきたりします。受け入れたのです。。明めたのです。明らかにしたのです。

高校に入れば、レギュラーにもなれず、野球部をやめて、違うスポーツを始めて、好成績を収めて、野球やめて良かったと、思うかもしれません。。

スポーツが向いてないと、はっきりして、新しいチャレンジを始めるかもしれません。

 

そういう事を繰り返しながら、本当の自分の持ち味を知っていくのであって、それには何度も明らめる事を繰り返していく訳です。明らかにするのです。諦めたのではありません。

そうやって、明らめた分だけ、自分が明らかになるのです。。

それは、小さくなっていく過程ではなく、むしろ本当の自分を活かす可能性を拡げる、積極的明らめです。。

本当になりたい自分とは、経験の中で、気づかされるものです。。

受け入れるものです。。理想に自分を近づけるのではないのです

 

なりたい自分という理想像を、明らめず追いかけ続ける事が、逆に自分を知る事を邪魔する事もあるという事です。

年を取っていくと分かりますが、結局収まる所に収まるんだなあ。。

どんなに理想の自分を追いかけても、それが、本当の自分の行きたい方向と、ズレていれば、必ず明らめさせられる出来事。。受け入れるほかない出来事にぶつかる。。

ですから、憧れを持ち、夢を追う事も大事ですが、明らめて、謙虚に、本当の魂の声を聞くという事。。それが、頭で考える理想の像と、違うのであれば、理想の方が間違いなのだと、気づく事になっています。

収まるところに収まる。。それはむしろありがたい事です。

収まる場所はあるよ。。という事ですから。。探さなくてもいいのです。。受け入れていくのです。。毎日を受け入れながら、生きていけば、向こうから近ずいてくる場所がある。。

野球の松井秀喜選手が、子供に質問されていました。

(どうしたらスター選手になれますか?)

普通は、夢を諦めずに、人より努力する事。。と言うのが普通です。

松井秀喜さんは違いました。。(スター選手になる人は、子供の頃からそういう資質を持ってる人がなるんだよ。。役割なんだよ。) みたいな感じでした。

子供には判りにくい解答でしたが、僕は響きました。。

多分、松井秀喜さんは、スター選手になったのは、誰より努力したとか、夢を諦めなかった。。という事以前に、そうなる人はそうなる様に生まれてきているんだよ。。

それを受け入れて、頑張ってるだけで、特別な事じゃない。。みんなにもそういうものがあるはずだから、背伸びせずに、それを受け入れて頑張ってね。。

という風に聞こえました。。