風邪をひいている時とは、身体が弱いからではなく、むしろ強いんです。。元気です。
免疫が炎症を起こし、熱を出して、老廃物を排泄しようとしている。。
身体の中は、大リフォームな訳です。。
生命がフル回転してるのが、風邪です。。
高熱が出てるならば、なおさら免疫がしっかり働いているのであって、そこは身体を信じて任せるのです。。
食べ物を熟すのに、時間をはしょれないように、免疫の仕事も、必要な期間を要するのですから。。
本当は、仕事などで都合が悪いからと、風邪薬を飲んで早く治そうとするのは、身体にとっては、過剰介入となり、しっかり順序立てて治そうとしている免疫にとっては、邪魔されてるようなものです。。また、当院で整体を受ければ風邪が早く治る。。事はありますが、それも、本当は過剰介入です。
そういう事をすると、しっかりリフォームできないで、仕事を残してしまう。。
工事中のままの建築現場になってしまう。。
風邪をひいてるのに、熱が上がらないとか、いつまでもグジュグジュ治らない。。関節が痛いという時は、免疫が働きにくい状況があるので、そういう時は、整体に来て、その邪魔を外してやったりすると、高熱が出てきたりします。。出た方がいいのです。
風邪を上手く引けないのも、風邪を悪者のように、薬で止めすぎて来たからです。
確実に風邪を引けてる時は、症状は辛いですが安心なのです。。
そういう場合以外では、風邪をひいたら、ゆっくり休養する事です。。
できれば無理矢理早く治そうとしない事です。。
風邪さんには風邪さんの仕事の段取りがあるんです。
段取り通りやらせてあげるのが、身体に対する感謝です。
身体のやる事を信じてやる。。とは、待ってやる事です。
また、風邪を引く必要があるぐらい疲労させた、無理をした反省の時間です。
料理でも工程をはしょれば、美味しくなりませんよね!
もし、早く治したいんであれば、熱が放熱できて、しかも汗がかける。。ぐらいの厚着で寝る事です。。あくまで免疫が働きやすくしてあげることです。。
集中してる時に話しかけられるのが迷惑な様に、身体もしっかり働けている時は、他人の援助が迷惑な場合もあるのです。。私の師匠はこういう時、何もせずにお帰り頂いた話は、以前しました。
何もしない事が最良の治療である場合がある。。という事です。。
風邪を引き終わった時、熱が平熱より下がる時があります。。
その時が、身体が一番弱い時です。。
マラソンを走った後のような状態です。。
ですから、その日が一番ゆっくり休む日です。。
お子さんなど、朝、平熱より低ければ、学校を休んでください。。
平熱より低い日に、無理をすれば、また風邪をひき、今度は非常に治りにくい事になります。