昨日、テレビで東洋医学の特集をやっていて見ました。。
針治療の事についてやっていました。。
針治療についてよく、お客さんに聞かれますが、針治療は、上手な人と、下手な人がはっきり分かれます。。
私も、自分の身体のメンテは、自分でやるのですが、一年に一回か、二回。。自分の上手だなあ。と、思う鍼灸院に行ってみてもらいます。。
その人は、マニュアルに囚われることなく、この症状は、どこから来るのか? 何処に針を刺すのが有効なのか?。。三十分にわたり、筋力反射テストで調べます。。
最後に、一本、もしくは二本 針を刺し、その針の刺した場所が正しかったかどうか
を、筋力反射テストで確認して終わります。。
上手な鍼師さんは、だいたいそういう感じですよ。。
調べる時間が長くて、針は一本、二本。。
多くの鍼灸院は、症状を聞いたら、マニュアルに沿って、頭痛なら膀胱系のツボに打てばいい。。とか、関連のありそうな経絡上のツボに、次から次へと、針を打つ。。
皆さんの経験した鍼灸院は、そうではなかったですか?
このやり方は、症状取りのやり方で、とにかく症状をとって欲しい。。と、来店したお客さんには、楽になった感じがします。。
が、鍼灸院に通っていたお客さんが、当院の様な整体院を、訪ねてきたのはなぜか?
と言えば、皆さん言うことは同じ。。「しばらくいいのですが、すぐ元に戻るから」
当然なのです。。症状さえ、痛みさえとればいいでしょ? と言うマニュアル打ちですから、治ってはいません。。
むしろ、肌に針を刺されるというストレスで、身体は弱ってしまうし、皮膚に刺されたくない防御反応で、皮膚を固くし、鈍くしてしまう。。そして効かなくなる。。
これは薬と同じですね。。
昨日のテレビでも、薬の代わりに、針治療で痛みを取りましょう。。みたいな内容でした。。
針治療は、原因療法だと思っている人。。そうじゃないのですよ!
マニュアル打ち 多数本打ちは、対処療法です。。
針の原因療法は、最初にご案内した、筋力反射テストを正確にできる技術を持った人が、経絡やツボの位置に囚われることなく、調べ上げて、一点、もしくは二点にしか打たない。。これが原因療法の針治療です。。
針治療も、私が行くぐらいですから、否定する物ではありません。。
しかし、症状を聞いたとたんに、リズムよく、何本も打ち込んでいく鍼灸院は、下手な鍼灸院です。
自信がないからたくさん打つのです。五本以上打ったら、あー自信がないんだー。。と思ってください。。数打ちゃ当たる方式ですよ。。
身体は、関係ない所に何十本も打たれたらストレス凄いですよ。
細胞に針刺されるんですよ!細胞の気持ちになってみましょう。。
確信のある人は、一本でいい。。と思うんですよ。。
身体も、自信のない人に触られたくないのです。。
身体は、身体についてよく理解している人、身体の声を聞き取ってくれる人に、窓を開くのです。
身体の声が聞き取れる人が、何十本も刺す訳ないのです。