心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

80代 その日は突然やってくる。

昨日まで、元気だったのに。。このまま大丈夫だと思っていたのに。。本人も、周りの家族も。。

その日は突然やってくる。。

80代を超えてくると、身体のメンテをちゃんとしてこなかった人は、骨に弾力がなくなる。。

言い方悪いが、亀の甲羅の様に、硬くなる。。弾力がなくなる。。

 

ある日突然、骨が折れたり、圧迫骨折をしたり。。そうなれば、なかなか治らない。。

もしくはもう治らないかもしれない。

 

これから、後期高齢者と呼ばれる、ご両親をお持ちの方々。。

まだ元気だから大丈夫だろう。。と、思っていると、ある日突然、グシャ。。となるかもしれない。。

 

そうならないように、60代ぐらいから、バランスを取る体操。。例えば太極拳の様な。。ゆっくり動く体操を、メインにしてください。。

 

毎日歩いてるから大丈夫?ではないのです。。

内転筋や、大臀筋 内股に筋肉や、お尻の筋肉というのは、バランスを取る時に使う筋肉です。。バランスを取る筋肉とは、ゆっくり動く時に使う筋肉です。。

 

その筋肉は、現在の日常生活では、使う場面が少ないのです。。

平な舗装された道を、手を大きく振って、どんだけ歩いても、内股、お尻の筋肉はあまり使いません。。大きく手を振ると、骨盤が後ろに倒れるんです。。

日本人は、骨盤を前傾させて歩く工夫で、すり足や、ナンバ歩きができたのです。。

西洋風に大きく手を振って、大股で歩いても、骨盤が前傾しないため、外側の筋肉で歩いてしまいます。。内股やお尻の筋肉を使うには、骨盤が前傾する必要があります。。

それには、例えば、腰に両手を当てて歩くとそうなります。。

ウオーキング時に、半分の時間は、腰に手を当てて、手を振らずに歩いてみてください。。山登りなどで、疲れると、自然とそういう歩き方してますよね?

駅伝の走り終えた選手も、腰に手を当てて歩いていますよ!

人間の身体は、疲れてくると、疲れない歩き方に、自分で変えるのです。無意識に。。

 

試しに、片足を垂直に上げて、片足立ちしてみてください。。

筋トレで鍛えている人でも、片足で立つと、グラグラして立てない人が多いのです。。

 

私は、カーブスに行っているから大丈夫だ。。毎日1万歩、歩いてもいるから大丈夫だ。。ではないのです。。

 

姿勢をよくする筋肉と、筋トレ、ウオーキングで使う筋肉は違うのです。。

 

60代からは、片足で立つ。。グラグラせずに、、ピタッと止まれるかどうか?

毎日確認するといいでしょう。。それを左右交互に足を変えてもグラグラしないかどうか?  それがバロメーターです。。

それができていれば、内股や、お尻のバランスを司る筋肉が、ちゃんとしている事になります。。

そうすれば、姿勢はいいままですし、転んだりもしないでしょう。。

60を超えたら、筋トレや、ウオーキングよりも、バランス体操です。。

いつでも、どこでもできますよ!

 

脅すつもりはありませんが、当院でも80代を超えると、整体では治らない人が出てきます。。そうなると、痛みをごまかす治療を受けるしかなくなります。。

もしくは手術ですよね。。80代は手術を拒否される場合もあります。。

腎臓が弱い人は、輸血の問題で、拒否されると、聞きました。

90まで、自分の脚で歩けるには、60代が大事です。。

痛くないから大丈夫、整体に行けば、痛みが取れるから大丈夫ではないんです。。

突然、その日が来るからです。。

バランス体操を、毎日続けるだけでいいのです。。

無理に鍛えたり、ストレッチする必要はありません。

鍛えて強くなるのは若いうちだけ。。歳を取ってからの、身体いじめは、疲労を溜める事になるのです。