私は、野村監督の大ファンなんです。。
よく、野村さんは、自分の事を月見草に例えていました。。
貧乏な幼少時代を過ごし、その負け犬根性から、能力の無い人間が、育ちの悪い人間が、育ちが良くて、能力のある人間と、どう渡り合っていけばいいのか?
そういう事を、良く考えて、そして結果を出してきた人です。。
野村さんの言った事で、一番好きな言葉は。。
「能力より適材適所が勝る。。という言葉です。。」
野村さんは、他球団を首になった選手。。または他球団で、レギュラーを取れない選手を獲得し、その選手が気付いていない持ち味に気づかせ、それを適材適所で使うと、活躍するのだ。。チームは、能力のある人間ばかりバランス悪く並べるより強いのだ。。
という事を証明した人です。。
野村再生工場と言われる所以です。
野村さんのよく言う、監督は気付かせ屋。。と言う言葉も肯けます。。
私のブログでもよく書いていますが、みんな自分の持ち味を知っている様で知らないのです。。
自分の居場所とは、まずは自分の持ち味をを知る事なんです。。
自分の持ち味を知れば、どこが適材適所なのか、自分も周りも解ります。。
野村さんは、自分の良さを解っていない選手に、自分の良さを気づかせ、そして、適材適所に配置する。。能力の無い選手の集まりでも、適材適所のチームは強い。。
これをやった人ですね。
中日と、楽天で、両リーグでホームラン王を取った山崎選手もそうです。。
選手として、力が落ちてきた山崎選手に、野村さんは、三振を怖がってバットが出ない山崎選手に気づき、三振も、内野ゴロも、アウトは同じだ。。
三振を怖がるな! と言われて、それから、三振を怖がらずに、スイングする様にしたら、30代後半にもかかわらず、ホームラン王になってしまったのです。。
自分が能力が無いと嘆く前に、自分をよく知り、そして適所に着く事です。。
そうすれば、輝くのです。。ノムさんはそれを知っているのですね!
自分をよく知る方法は、以前から申しておる通り、今、を肯定して、受け入れてみる事です。。受け入れた分だけ、自分の真の持ち味が見えてくる仕組みです。。
それをせずに、今に抵抗し、能力のある選手に近づこうとして頑張るから、レギュラーになれないのです。。それは人の真似ですから、モノマネが本人を超える事はありませんし、自分を知った事になりません。
無い物ねだりはやめて、自分にしかない持ち味を知る事です。
そうすれば、自分に適した場所があります。。適所に着けばいいのです。
適所は探すものではなく、自分を知る事。。イコールです。。
毎日の経験は、いつも自分を教えてくれているのです。。それを受け入れれば、答えは出ます。答えが出れば、適所は勝手に決まって来ます。
また、その適所を受け入れる。。これが一所懸命なのです。。
人事を尽くして天命を待つのではなくて、これは期待です。一生懸命やったからいい事があるだろう。。ですね。
天命を信じて人事を尽くす。。これが、一所懸命です。持ち味を活かし切る幸福です。