大学を卒業して、最初に入った会社は、工作機械や、工場で使う工具を販売する。。営業会社で、私は営業マンでした。。
文系出身の自分でしたが、理系の知識がないと入れない部署に、無理言って入れてもらいました。。
研修中に見た、図面を書いたり、拡げて商談する姿が、かっこいい。。と思ったのです。。
それ以外の部署は、カタログ販売で、かっこ悪い。。と思ったのです。
機械工学や、電気シーケンスの事など、何も知らなかったのですが、自分なりに、同期の理系出身の人に、負けまいと、勉強したものです。。
しかし、商談相手は、大手企業の工場の生産技術の担当であったり、中小企業の社長であり、いわゆる技術屋です。。
つまり、機械いじり、物創りが、大好きで、毎日そういうことを考えたり、試作したりしている人達です。。好きでやってる人達です。
私は、カッコ良さに惹かれて、入った部署の仕事です。。
話についていけないし、仕事愛が、全く違うのです。。にわかファンみたいなものです。
ラクビーのにわかファンは、本筋のラクビーファンとは、会話が成立しないはずです。。ラクビー愛が違いすぎるのです。それを感じましたね!
学生時代なら、興味の無いことでも、能力があれば、努力する事が得意であれば、結果を出せましたが、これは、無理だぞ! ごまかしが効かない。。
何故なら、本当は興味ない仕事だから。。40年先輩いるし。。
仕事とは、プロとは、まず、その仕事が好きである事、興味がある事。。これが一番大事です。継続は力なり。。これも好きで、興味があるからこそ、何十年も続けられるのですから。。
私の様に、かっこいい。。と思ったから。とか、儲かると思ったという、不純な動機では、プロの世界では通用しない。。これを痛感したのです。
何十年も続けられるには、毎日やっても飽きない。。という事でなければ。。
好きな事で、しかも才能があれば最高ですが、もし、才能はあるが好きではない仕事と、好きだが、才能はイマイチだという仕事なら。。僕は、好きだが才能がイマイチである仕事の方が、続けられるだろう。。毎日は楽しいだろうと思います。。
何十年も続ける仕事です。。選ぶ基準の最初は、好きこそ物の上手なれでしょう。
儲かりそうとか カッコよくて持てそうとか、これから伸びそうな仕事という基準で選んでいいのはバイトまでです。。もしくは独身時代まで。。
何十年も続ける仕事です。。継続は力なり。。好きこそ物の上手なれ。。
ここで選んでいきましょう。。40年ですから、毎日続けられる事こそ力です。。
能力があっても好きでない人より、能力イマイチだが、好きな仕事をしている人の方が、長丁場で見れば、ウサギと亀でしょう。。
私自身も、この会社で、限界を痛感し、では自分の好きこそ物の上手なれ!は何だろう?
と考えた時に、一番好きで続けられたのが、空手であった事から、空手の何が面白かったのか。。と考えてみた所。。
身体の使い方が進歩していく事、動きが綺麗になる事が面白かった。。
強い、弱いよりも、私は、動きの美しさを追求していたのです。変わりものですね!
ですから、他道場に、出稽古に行った時などは、動きが綺麗だね。。と褒めてもらえたし、それに喜んでいました。
ならば、整体術とか、向いてるんじゃないか?と思ったのです。。
今でも、ご縁があれば、日本舞踊とか、能など、舞を学んでみたい。。
そんな僕です。。
将来は舞踏の先生になってるかもしれません。