若者の間では、コスプレが流行っているらしい。。
自分とは無縁の世界だと思っていたが、最近、テレビで、大道芸人を見た時、「あー。。俺も、ピエロの化粧をして、大道芸人をやってみたい」と、思い、ピエロの化粧をして、全くの別人を演じられたら、楽だろうなあ、楽しいだろうなあ。。と、思っている自分に気づいた。
コスプレを、楽しむ若者達も、同じ思いなのではないか?
自己意識がある、ある一定以上の年齢の人は、人の目を気にせずに、生きる事はできない。。
人間関係、社会の中で、弾き出されない様にする為、自分を守るためには、その組織、仲間の中で、受け入れられる自分でなくてはならない。。そこに寄せなければならない。。
ある程度、自分を仲間に受け入れられる自分に演じる必要がある訳です。
LINEグループにも入らないといけないし、フェイスブックでは、いいねを貰うために、いいねを👍してあげないといけない。。
LINEでメールが入れば、即レスしなければならない。。
即レス出来なければ、その理由も考える必要がある。。
とても疲れるのですね。。現代は、気を休める間がない。。
猫の様に、気のおもむくままに、生きられたら楽だろうなあ。。と、思いながらも、それは許されない。。
他人から見た目線で、自分を観察し、他人に気に入られる様に演じるのは疲れるのですね。。
心と体がバラバラになるのです。。これを乖離といいます。。今の若者は、半乖離状態だと言えるでしょう。。
そんな時、どうせ演じるなら、とことん自分以外の何かになってしまう事ができれば、演じる事ができれば、逆に気持ちいいのではないか? ストレス発散できるのではないか?
そういう心理が働いていると考えても不自然ではない。。
人の目を気にして生きる事に疲れた時は、極端にコスプレしたり、女装したりする事により、自分を取り戻す。。ということも可能です。。
そういうお店があれば流行ると思うし、積極的に使えばいいと思います。
完全に自分以外のものになり切る事により、反動で、自分自身を取り戻すことができるのです。。
実は、幽体離脱なんかも、そういう反応だと言えます。。
酒に飲まれるのも、一つの変身願望といえるでしょう。。
酒のせいにして、別人になれますから。。