最近は,口呼吸が、病気の原因だなんて本が売れている様です。。
口呼吸だと、ばい菌が直接肺に入ってしまうから?
あまりにも安易な理由ですよ。。
木を見て森を見ず。。と言いますが、何故、身体が口呼吸をするのか?
せざるおえないのか? を、見ていく必要があるのです。。
整体術は、生命科です。。
生命全体を見て、何故、口呼吸をせざるおえないのか。。鼻呼吸ができないのか?を見ていくのです。。
口呼吸でしか、呼吸できない状態なのに、コマーシャルにある様に、絆創膏みたいなもので、夜寝る時、口が開かない様にする。。これはどうでしょうか?
鼻で呼吸できないから、口でしているのに、そこを閉じたら、鼻でするでしょうか?
あまりに身体をみくびっているし、また、そういう情報に疑問符❓を持てない現代人の感覚も、麻痺しているのです。。
情報に依存しすぎていて、身体の声が聴けないのです。。
例えば、30代の頃、ぼくは、運動不足解消の為、近くのボクシングジムに、練習に行っていました。。
ミット打ちの練習はきつく、最初はいいのですが、疲れてくると顎が上がって来て、口呼吸になります。
コーチは、「ほら、顎が上がって来た。。顎を引け。。と、しつこく言いますが、もうつかれて、身体に力が入らなくなると、顎は上がりっぱなし、口呼吸しかできないのです。。
運動中でなくても、口呼吸している子供は、注意してもダメです。。
腰が落ちて、へそ、下腹に力が入らず、顎が上がっていて口が閉じないのです。。
顎を引きすぎても口が開きます。。これは緊張しすぎです。
整体に来た子供が、左足、左の仙腸関節の不具合を調整し、両足でしっかり立てる様にしてやると、一緒に来ていたお母さんが、「あれ、口を閉じて呼吸してる。。いつも口呼吸してたのに。。」
意外な副産物です。。
両足が効く様になり、へそに力が集まり、顎の位置が、楽な位置に変化した為です。。
口呼吸をする子供は、腰が落ちて顎が上がっているんです。。
腰を強くするには、足腰を使って外で遊ぶ。。
家の中でしゃがむ習慣をつける。。
当院のお客さんで、子供のゲームをする時、しゃがんでやるならもう少しやっていい。。
と、したところ、快便になった。。と言っていました。。
しゃがむと、下腹に力が集まるから、腸が元気になるんです。。
子供のゲーム時、しゃがむ、もしくは正座を条件にすると、面白いかもですね。。
お年寄りで元気な人は、たいていしゃがむのがスムーズ。。
股関節、骨盤が元気なのです。。
しゃがめますか? しゃがんでカカト着きますか?浮きますか?
浮いちゃう人は、腰が開いて落ちています。。
コンビニで、ヤンキー座りしてる若者も、いなくなりました。。
できないんですね。。きっと。。
それぐらい、腰が弱り、顎が上がり、口呼吸をしているのです。