最近の若者は、車を欲しがらないと言う。。
僕らの若い頃は、働くことは、お金を貯めて、女の子にモテる車を買う事だった。。
つまり、車は、女性にモテる為のアイテムであり、彼女を獲得する手段だった訳です。。
僕らの若い頃。。またはそれ以前の、変化の遅い時代の価値観は固まっていて、とにかく、獲得しにくいものを、獲得した者が、評価を受ける。。尊敬される。。
何を獲得したかによって、自分の評価、ポジションが決定してしまう為、自分に向いてるか、向いてないか?なんて事に関係なく、少しでも、偏差値の高い学校に行こうとしたし、また、自分に不釣り合いな、いい女を、自分の彼女にすること。。モテるいい女を獲得する事。。
それによって、自分の評価が上がる。。
高校生の頃、、あの子はモテるんだよ。。という噂が拡がると、さらにモテだす。。という現象を、高校生ながら、洞察力が深いぼくは、気付いていた。。
モテる男、モテる女を、獲得してお株を上げたい輩が、それだけいるという事。。
そういう時代でした。。
僕は、モテるには、嘘でもいいから、あいつはモテるんだ。。ーと、噂を流せば、そいつはモテ出すんじゃないか?。。と、思っていましたね。
で、今は。。というと、今の若い世代は、そういう獲得欲が無い。。
ここを、私達は理解しないと、若者はと分かり合えないのです。。
車がいらないのは、いい女をを獲得して、評価される事に価値を見出さない事。。
ならば、モテる為のアイテム。。高級スポーツカーも要らない。
そんなものの為に、やりたくないバイトするぐらいなら、自分の部屋で、ネットを通じて、なんでもできる。。なんでも手に入る。。
わざわざ、そこに出かけなくても、ネットでなんでも可能だ。。
わざわざ、根性で、誰も手に入れられないステータスを獲得する事が、幸福の掴み方だと思っていない。。
そんな事しなくても、獲得に動かなくても、自分にとって気持ちいいことは、ここにあるじゃないか?
そういう感性なのです。。
悟り世代と言われる所以ですね。。
バブル世代の親が、子供に、今だに、根性論や、頑張れ、頑張って、少しでも上級なステータスを獲得して、人に羨まれる様な人間になる事が、幸福なんだ。。ーと、言えばいうほど、子供は、この親とは、永遠に分かり合えない、。と感じて、部屋にこもってしまう。。
今の若者には、昔の様に、一般的なステータスを、持たせる事よりも、得意な事を思いっきりやらす様な教育がいいし、今の若者も、それなら受け入れる。。