年末に何を言うんだ。。
夢には終わりがある。。
これは、あるスポーツ選手の、引退後数年後の発言です。。
現役当時は、夢や目標を持ち続けられた。。
それに、向かい、それを達成していく繰り返し。
これが生き甲斐だと思って生きてきた。。
しかし、体力の限界を迎え、引退してみると、そのうち新しい夢ができる。。と思っていたが、未だにそれが無い。。
現役時代の様な、やりがい、高揚感は見つけられず、悶々としている。。
スポーツ選手の多くがそうだと思うのです。。
現役を引退したスポーツ選手が、目標を失い、また復帰しようとしたり、または、自殺した人もいました。
夢とは、いつまでも持てるものではないのです。。
夢とは若さ。。と言ってもいいかもしれません。。
若いから夢を持てる。。
歳とともに、。夢は持てなくなります。。
夢は万能では無いのです。夢はいつまでも助けてくれません。
夢に頼る生き方は、若さに頼る生き方。。これは依存症なのです。
若さへの執着とも言えます。。
人間は、必ず老いるのであって、死ぬのです。。
それが自然です。。
自然に従い生きていく。。と言う事は、若さや夢。。と言うものに頼らず、生きていく、転換点です。そこに気づく事です。
夢には終わりがある。。それは、若さには終わりがある。。のと同じです。
夢に頼る、やりがい、高揚感、達成感。。と言う幸福。。
それは、執着による幸福感です。。
これには、必ず終わりがあるのです。。
終わりが来たら、素直に受け入れる事。。
老いの時代は、今度は執着を手放す。。発散の時代です。。ゆとりです。
執着したくても、身体がついて来ない。。
力も集中力もなくなり、頑張ることができなくなる。。
目も耳も記憶力も悪くなる。
そんな時。。夢には終わりがあるんだ。。と、受け止めてみましょう。。
老いの時代には、夢を追いかける幸福より、次元の高い幸福に気づくチャンスです。
それが、今を生きる。。と言う事です。。
今を、ありがたく受け止めて、理解して、今を拡げる生き方に、終わりはありません。。
死ぬまで楽しめるのです。そして、能力、才能関係なし。。
毎日、自分に降りかかる、いろんな出会い、出来事、。自分に都合の良い事、悪いこと。。
全てが、自分の成長の肥やしになるのです。
そこに、目標はいりません。。目標を持たないと、成長できない? それは思い込みです。
今を拡げていけば、未来は勝手に変わっていくのです。。成長もするのです。
無理矢理、目標や、夢を持ち、それを達成しようとする。。それが幸福だと思える次元は、実は、肉体次元への囚われです。。
そこを超えていかないと、その先が見えてこない。。
金さん銀さんの様に、縁側で、ありがたいと言える境地に至れない。。
暇を持て余してしまう。。
それを促す為に、人は、老いていくのです。。そう設計されています。例外なく。。
さあ。。来年。。夢を持てずに、悶々としている人達。。
大丈夫。。無理に目標を持たなくてもいいのです。
淡々と、毎日に、真摯に向かい合う事が、1番の成長になるんです。。
結果を出す事よりも、どう、その結果を出したか?
のプロセスが大事です。。
プロセスが、人を成長させるのです。
結果を求めた一年より、プロセスを大事にした一年のが、成長する事を知って欲しいのです。