春の雨。。昔の人は、雨が降るたび、春になっていく。。
と、この時期の雨を、むしろ喜びにしていた。。
子供の知恵熱もそうです。。
子供が、熱を出すたびに、顔つきがしっかりしてくる。。それを知っていた。。
だから、昔の親は、子供の熱を、悪い事とは思っていなかった。。
ぼくが子供の頃も、ぼくは記憶力が凄くいいので、覚えてるんですけど、朝起きたら、身体が痒くて、お母さんに言ったら、服をめくって、「水疱瘡だわ」と、ニコっと笑ったのを覚えています。。
麻疹の時もそうでした。。ニコっと嬉しそうだったのです。。
ひと昔前には、まだそういう考え方がありました。。
しかし、西洋の思想が入ってきてから、日本人は、物事をいい事と悪いことに分けてしまい、
熱を出すのは悪いこと。。病気しないのがいい事。。
雨が降るのは悪い事、晴れ、はいい事。。と、2つに分けてしまう様になってしまったのです。。
真実は、雨が降るたび春になる。。とか、熱を出すたびに、身体ができてくる。。と言った、螺旋階段思考が正しいのです。。
螺旋階段は、太陽の出てる方と、出てない方を、交互に回りながら上がっていくのですよね。。
それが自然なのです。。
自分に都合のいい事、自分に都合の悪い事。。交互に体験しながら、そのどちらでもない中庸の世界。。
空の世界。。無心の世界に気づく様に、仕組まれているのです。。
それを、いや、俺は日陰は通りたくない。。
ずっと日向を歩きたい。。
これを、成功と呼んでいるんですね。。
でもそれでは、いつまで経っても、中庸の世界、。こだわり、囚われのない自由自在、。無為自然の世界に、活かされている。。ただ在る存在である喜び。。幸福、。悟りに気づけないのです。。
いい事、悪い事。。そのどちらでもない世界があるのです。。
色即是空空即是色とは、まさにそういうことです。。
螺旋階段をあがりながら、色即是空空即是色をしているのです。
この螺旋階段は、皆さんの運命です。。
運命を怖がるのは、日陰を怖がるからです。。
でも、これからは、運命を怖がらなくていいのです。
螺旋階段は、確実にあなたを、空即是色に世界に導いてくれているのですから。。
日向だけが幸福ではないし、日陰が不幸でもない。。
その事を知る事が大事です。