過呼吸過敏症の人の性格①からお読みください。
さあ、過呼吸で苦しむ人には、どういうアドバイスをすればいいでしょう。。
日常的に、人を元気づける時、多くの場合。。方向性を見出してやる事。。
つまり、目標を持たしてやる事でしょう?
成功者程それをしてしまう。。しかし、過呼吸の人に、強い方向性を示すのは間違いです。。
意識を未来に、もっていくと、期待が生まれます。。しかし不安も生まれるのです。。
過呼吸の人には、目標という未来ではなく、今、今日に集中できる様に、導いていくべきです。。今、ここに集中できてる時、期待もないが、不安も無いのです。
今ここに集中する快感を気づかせてやる。。
熟睡中は不安がないでしょう?
寝てる事そのものに集中できてるからです。
その状態が一番、呼吸が深く、治癒力が高い。。
だから整体ではよく、鬱の人は、寝れる様にしてやれば治る。。というのです。
占いでも、宗教でも、何が救いになるのかというと、どちらに行けばいいか、八方塞がりの状態の人を救うには、こちらに行けば良いんですよ!
と、道標を示してやる事。
宗教にも、占いにも、そのメリットがあります。。
自分が信頼できる存在に、。行く方向を決めてもらえるのは、ある意味楽です。。
それだけに専念できますから。。迷いが一時手に消えるんです。人間とは、方向性が決まると、そこに向かおうというやる気が立つんですね。。それで元気になる。。
でも、それは最初だけです。。
占いや宗教で導けるのは、最初だけで、直ぐに壁にぶつかります。
何故なら、方向性を決めた時点で、本当の魂の自由自在性を、否定したことになるからです。。
どういう事でしょう。。
例えば、東京に行こうと思えば、新幹線に乗りさえすれば、勝手に東京に着く。。
これは楽ですよね!
占いや宗教は、実はこの程度のことです。。
カーナビで、目的地を入力したら、その通り行けば目的に着く。。楽ですよ。。
でも、早く確実に着く以外のメリット、経験を全て潰している。。
新幹線でなく、在来線で行くだけで、何回も乗り換える。。
乗り換える度に、いろんな人が正面に座る。。眺めてしまう。。
いろんな景色を見る、。時には、計画になかった電車に乗りたくなり、遠回りする人もあるでしょう。僕はよくそれやります。。目的地を変えてしまう事もある。。
さあ、新幹線で東京に来た人と、在来線できた人。。
どちらが、初体験、初感覚、初気づきがあったでしょう。。
面白い話をするでしょうね!
カーナビではなく、地図で目的地まで行くには、いろんな道に迷い、間違えた分、いろんな初体験があるでしょう。。気づきがある。。
その間違えて初体験した事がきっかけで、目的地を変えてしまう事もあるのです。
それは、正しい選択です。。自由自在性を活かして生きている証です。。
方向性を強く、示される。。という事は、実は、自分の魂の勉強にならないのです。。
僕はいつも言います。。
「目標を持っても目標に囚われるな。。」
優勝を目指す相撲も、勝ち越しを目指す相撲も、負ける事が怖くなり、小さい相撲になるんです。
結果成長できない。。相撲が大きくならない。
一番一番、勝ち負け関係なく取れる関取は、無心でぶつかる。捨てるもないですから。だから、身体全体で、沢山の初体験を、肌で覚えられる。。明日の相撲にそれを活かせる。
一番一番、自分の持ってるものをぶつけていくだけ。。
相撲のこの感覚が大事だし、過呼吸の人には、これをアドバイスすることです。。
高い次元には方向性はないのです。。
方向性がないから自由自在ないのです。。
強い方向性を示す。。占いや、宗教は、肉体次元に囚われているのです。
武術の世界、整体の世界でも同じです。
一流になるには、何処かで、方向性。。というものを超える。という事です。。
方向性のある武術、整体は二流です。
方向性がないから、僕の様に、触らずにやる事が必要になるんです。
触ると言う事には、ある程度の方向性がありますから。。
方向性を超えた次元で、治療するには、触らずにやる必要性が出てくる。。
これは武術も同じです。
どちらに進むかは、魂の言う通りです。
頭で方向性を決めてはいけないのです。。
頭で決めた、あるいは統計学で決めた、未来の目標に執着してはならないのです。
そこに囚われて、魂が死んでしまうからです。
魂のままに。。それは自由自在だと言う事です。
水がそうでしょう。。
流れやすい方向へ自由自在に流れを創り出していく。。
ここしか流れては行けない。。という人工のコンクリートの川は、川ではなく、用水路です。