心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

過呼吸過敏症の人の性格②

過呼吸過敏症の人の性格①からお読みください。

 

さあ、過呼吸で苦しむ人には、どういうアドバイスをすればいいでしょう。。

日常的に、人を元気づける時、多くの場合。。方向性を見出してやる事。。

つまり、目標を持たしてやる事でしょう?

成功者程それをしてしまう。。しかし、過呼吸の人に、強い方向性を示すのは間違いです。。

 

意識を未来に、もっていくと、期待が生まれます。。しかし不安も生まれるのです。。

過呼吸の人には、目標という未来ではなく、今、今日に集中できる様に、導いていくべきです。。今、ここに集中できてる時、期待もないが、不安も無いのです。

今ここに集中する快感を気づかせてやる。。

熟睡中は不安がないでしょう?

寝てる事そのものに集中できてるからです。

その状態が一番、呼吸が深く、治癒力が高い。。

だから整体ではよく、鬱の人は、寝れる様にしてやれば治る。。というのです。

 

占いでも、宗教でも、何が救いになるのかというと、どちらに行けばいいか、八方塞がりの状態の人を救うには、こちらに行けば良いんですよ!

と、道標を示してやる事。

宗教にも、占いにも、そのメリットがあります。。

自分が信頼できる存在に、。行く方向を決めてもらえるのは、ある意味楽です。。

それだけに専念できますから。。迷いが一時手に消えるんです。人間とは、方向性が決まると、そこに向かおうというやる気が立つんですね。。それで元気になる。。

 

でも、それは最初だけです。。

占いや宗教で導けるのは、最初だけで、直ぐに壁にぶつかります。

何故なら、方向性を決めた時点で、本当の魂の自由自在性を、否定したことになるからです。。

 

どういう事でしょう。。

例えば、東京に行こうと思えば、新幹線に乗りさえすれば、勝手に東京に着く。。

これは楽ですよね!

占いや宗教は、実はこの程度のことです。。

カーナビで、目的地を入力したら、その通り行けば目的に着く。。楽ですよ。。

 

でも、早く確実に着く以外のメリット、経験を全て潰している。。

新幹線でなく、在来線で行くだけで、何回も乗り換える。。

乗り換える度に、いろんな人が正面に座る。。眺めてしまう。。

いろんな景色を見る、。時には、計画になかった電車に乗りたくなり、遠回りする人もあるでしょう。僕はよくそれやります。。目的地を変えてしまう事もある。。

 

さあ、新幹線で東京に来た人と、在来線できた人。。

どちらが、初体験、初感覚、初気づきがあったでしょう。。

面白い話をするでしょうね!

 

カーナビではなく、地図で目的地まで行くには、いろんな道に迷い、間違えた分、いろんな初体験があるでしょう。。気づきがある。。

その間違えて初体験した事がきっかけで、目的地を変えてしまう事もあるのです。

それは、正しい選択です。。自由自在性を活かして生きている証です。。

 

方向性を強く、示される。。という事は、実は、自分の魂の勉強にならないのです。。

僕はいつも言います。。

「目標を持っても目標に囚われるな。。」

優勝を目指す相撲も、勝ち越しを目指す相撲も、負ける事が怖くなり、小さい相撲になるんです。

結果成長できない。。相撲が大きくならない。

 

一番一番、勝ち負け関係なく取れる関取は、無心でぶつかる。捨てるもないですから。だから、身体全体で、沢山の初体験を、肌で覚えられる。。明日の相撲にそれを活かせる。

一番一番、自分の持ってるものをぶつけていくだけ。。

相撲のこの感覚が大事だし、過呼吸の人には、これをアドバイスすることです。。

 

高い次元には方向性はないのです。。

方向性がないから自由自在ないのです。。

 

強い方向性を示す。。占いや、宗教は、肉体次元に囚われているのです。

武術の世界、整体の世界でも同じです。

 

一流になるには、何処かで、方向性。。というものを超える。という事です。。

方向性のある武術、整体は二流です。

方向性がないから、僕の様に、触らずにやる事が必要になるんです。

触ると言う事には、ある程度の方向性がありますから。。

方向性を超えた次元で、治療するには、触らずにやる必要性が出てくる。。

これは武術も同じです。

 

どちらに進むかは、魂の言う通りです。

頭で方向性を決めてはいけないのです。。

頭で決めた、あるいは統計学で決めた、未来の目標に執着してはならないのです。

そこに囚われて、魂が死んでしまうからです。

魂のままに。。それは自由自在だと言う事です。

水がそうでしょう。。

流れやすい方向へ自由自在に流れを創り出していく。。

 

ここしか流れては行けない。。という人工のコンクリートの川は、川ではなく、用水路です。