心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

何かを目指さなきゃいけないのか?

昨日、テレビで、メイクする男性が増えた事について、特集されていました。。

その男性は、韓国のアイドルのメイクを真似しながら、楽しんでいたのです。。

 

それを、周りの人からは、よく、「何を目指しているんだ。。何処にいきたいんだ?」

と、聞かれるというのです。

でも彼は、言います。

 

何処も目指していませんよ。。ただ楽しんでいるんですよ。。

 

この言葉は、昭和生まれのひとには、解りにくいのです。。

何かを目指し、何処に向かうのかを明確に決めて、逆算して、今日をどう生きるのか、どう生きなきゃいけないのか?を、考えるのが普通でしたから。。

でも、悟り世代は違うのです。。

 

今を楽しむ。。今、気になる事、今、知りたい事を求める、行動に移す。。肌で理解する。。

するとまた、もう一つ奥深い世界が見えてくる。。

それが気になる。。それを知りたいと求める。。

行動に移す。。理解する。。

まさにこの繰り返しが、継続は力也。。を産んでいくのです。。

 

本当は、その生き方が正しいんです。。

気になる事、知りたいと、今思う、感じる事は、偶然ではなく、道標です。。

 

何かを目指す気持ちが強すぎたり、何処へ向かうか明確に目標として決めつけ過ぎると、そこへ向かう最短コースを選択し、効率よく生きようとしてしまう為、いま、何に興味があり、何を知りたいかが見えなくなる。。

自分の魂が、本当はどうしたいのか?が見えなくなる。。

 

それは、生きてるとは言えないのです。

 

むしろ、それらの今在る興味が、目指す最短コースに、無駄なもの、遠回りなものだと感じてしまい、あえてそれを拒否する様な生き方になる。。

 

僕はオリンピックが嫌いなんですね?

何故? 金メダルを目指して、それで頭が一杯の人を見るのが、心地よくない。。

 

金メダル取らなきゃ意味がない?

では、殆どの人は意味のない人生を送っている事になります。。

殆どのオリンピック選手は、メダル取れないのですから。。

それを無意味と言ってしまうのは、明らかに間違いです。。

メダルを取れなくても、何か、オリンピックに出る事でしか、体験できない気づきがあれば充分ですよ。

 

金メダルを取れる様な才能を持った人は、簡単にその言葉を、言いますが、その人本来の生き方をしていると言えるだろうか?

 

金メダルを取れる才能を持ち生まれたとしても、自分は、メダルを取ることにさほど興味がない。。もっと自分は、こういう事をしたいんだ。。

と、言える人が出てきた方が、皆を勇気付けるかも知れない。。

 

何かを目指す事が意味がある生き方ではないのです。。

そもそも、人生に意味などないのですから。。

 

意味がない人生だからこそ尊い。。意味や価値に縛り付けられる人生は自由自在ではないです。

人間は、意味や価値を求めすぎて、自分を見失っているのです。

 

意味や価値という概念を超えて生きてる状態が、一番、生き物として、より良く生きている瞬間です。。

得ようとして求める世界と、受け入れた事で、求めている事に気づく世界がある。。

そうやって進んでいくのです。。

 

昨日のテレビに出てた男性

「何かを目指しているのではないです、、。ただ楽しんでいるのです。。」

いい言葉です。。

 

好きこそものの上手なれ。。

 

これは、目標を強く持ち、努力をした10年より、好きで、毎日やってる人の10年のが、結果が出てしまう。。強さを感じた事ありませんか?

これは、誰もが経験したのではないでしょうか?