心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

関取の名言。。

元関脇、貴闘力が、YouTubeで、興味深い事を言っていた。。

今場所、9勝1敗で、初優勝が意識され出した高安関が、急に勝てなくなり、残りの5日を、1勝4敗で、優勝出来なかった事について。。

 

貴闘力は、優勝を意識すると、つまり、なんとなく達成したい欲望が見えてくるとそれを意識してしまう。。

意識する事とは、欲望する事であり、欲望すると、人間の体は、肩が上がり、足が動かなくなる。。。」

 

これは、僕がいつも、目標を持つ生き方が間違いだという理由ですね。。

目標を持たなくて、どうやって生きるんだ?

そう思ってしまうのは、人間の生きてる仕組みを知らないからなんです。。

 

貴闘力も言っていたが、9勝1敗で、単独首位を走っている事に気づいた後も、勝っても負けても思い切り当たるだけだ。。

という気持ちでやったら、優勝してたんじゃないか。

 

人間は、目標を設定すると、それを達成しようとする欲望が立つ。。

それがやりがいや、張り合いの感じて興奮してくる。。

その興奮が、高揚感となり、幸福感の様な気がする。。

 

しかし、高安関の例である通り、優勝という目標を意識した途端、欲望が立ち、張り合いが生まれる。。しかし、目標を持った時の張り合い感は、同時に、優勝出来なかったらどうしよう。。という不安感も生まれる。。

それで、緊張して、肩が上がる。。

肩が上がるとは、気が上気して、重心が上がってしまった事であり、下腹の力は抜けてしまう。。

下腹の力が抜ければ、足が動かなくなる。。

 

急に赤ちゃん👶の話をするが、赤ちゃんは、最初、脚を蹴り出す様な動作を覚えると、笑う事を覚え、まま、パパ。。などの母音を発声する様になる。。

その後、手を動かす様になると、子音を発声できる様になる。。

つまり、言葉を喋れる様になる。。

 

ここで解る様に、足は、無意識の領域を支配し、腕は、意識的な言語、欲望を支配するのです。言葉を喋りながら、腕を動かすでしょ? でも足は動かさない。。

足が動く時は、貧乏ゆすりの様な、無意識な領域です。

だから、足がよく動く。。という事は、無心状態で、下腹重心で、肚が座るのです。。

 

相撲取りがよく言う、一番一番自分の相撲を取るだけです。。というセリフは、目標を設定し、それを意識すると、無心でなくなり、意識的身体に変わる。。

重心が上がり、腕に意識が行き、小手先の動きになる。。

その時足は動かない。。

 

だから、前に出れない。。引かれて落ちる。。勝てない。。

これを体でよくわかっているのです。。

 

身体を使う仕事をしてる人は、これをよく知っているのです。。

 

無心であればあるほど、元の気が動くんです。。

それが元気です。

熟睡時に一番病気が治るのは、一番無心の時間に元気が回るからです。。

 

さあ皆さん、。足が動く事。。イコール元気だという事。。

筋トレ、ストレッチではなくて、足がよく動く様な運動をする事です。。

足がよく動く事が元気なんです。。

 

 

歩いたり、走ったり、スポーツをやる事の方が、元気を生む訳です。。

土の上で歩く、運動する事。。これが元気の基本です。。

足がよく動く事。。イコール汗が良くかける事であり、呼吸が深い事です。。

 

それがあってこそのヨガなどメソッドです。

ヨガをやっても、公園で走りにくいなら元気ではないのです。。

公園で走ってみよう。

足がよく動きますか?走る事が気持ちいいですか?

 

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