心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

歯の矯正で、歯が動く仕組み

何年か前に、子供の整体をしていたら、歯並びが良くなったという副産物があり、その後、川村整体は、子供の歯の矯正ができるらしい。。

と、間違った噂が流れた事がある。。

 

一年振りに、今日もそういう問い合わせがあった。。

 

僕ができる事は、骨盤を整える事で、顎の形が整う。。

すると、窮屈で狭かった口の中が広くなり、歯が自分で移動を始める。。

そういう事は可能性がある。。

 

決して、その場で歯の位置が、劇的に変わる。。という期待はしないで頂きたい。。

下の引用を見ればわかる様に、歯は、1ヶ月に1ミリしか動かないのです。

それよりも大事なのは、歯並びが悪いとは、口の中が丸くない。。狭いわけで、顎が小さく歪んでいるのです。。

 

何故、そうなるか?と言えば、足腰が、ちゃんと成長してないから。。

骨盤が後屈してるんです。

で、肋骨が薄くて下がってる。。

そういう子が、歯並びが悪いんです。

運動不足ですよ!

 

子供は風の子。。

外で遊ばせて、足腰をつくって、骨盤と、股関節を強く大きくしないから、顎も大きくならないのです。

うちの子は歯並びが悪いな。。と、気づいたら、運動を習わせたりしてください。。

そちらのが確実ですよ!

 

 

歯が動く仕組み


 

 

歯を動かすためには、歯を支えている歯根膜歯槽骨のリモデリングが不可欠です。

モデリングとは、新しく造りかえられることを意味し、矯正治療では、歯が動く度に前方の骨が溶け、後方に新しい骨が造られる現象を指します。

それを繰り返すことで、硬い骨に埋まった歯でも、徐々に動かしていくことが可能となるのです。

 

 

 

 

歯と顎の骨の間には、歯根膜という膜があり、その中には、破骨細胞(骨を吸収する細胞)にも骨芽細胞(骨を作る細胞)にもなれる細胞があります。

 

 

その細胞に、ワイヤーやインビザラインのアタッチメントなどの矯正装置で動かしたい方向に刺激を与えます。すると、引っ張られている側の歯根膜の細胞が骨を吸収し、反対側の歯根膜の細胞が新たに骨をつくり出すことで、顎の骨の形を変えながら歯並びが変わっていきます。

 

歯が無理なく、体が持つ自然のペース(=歯が生えてくるときと同じ速さ)で動く距離は1ヶ月に0.5mm〜1mm程度と言われています。歯や歯周組織に負担をかけずに徐々に歯を動かすために、加える力の大きさや方向を十分に考慮して、弱い力を継続的に加えていくので正治療は時間がかかるのです。

 

治療期間を短縮したいからといって、強い力を加えれば歯が早く動くということはありません。自然に反した負荷は場合によっては、歯根や周囲の骨に大きなダメージを与えてしまいます。