桐蔭では、心が風邪をひいた人がたくさん来ます。
ちなみに、僕のブログの題名。。心が風邪をひいたら。
これは、高校生の頃、ノイローゼで困っていた僕が、本屋で武田鉄矢さんの本を購入したんです。
その題名が、「心が風邪をひいたなら。」だったと思います。
その内容は、よく覚えていないのですが、一文だけ覚えていて、「人は、悩んだ数だけ優しくなれる」でした。
武田さんの歌の歌詞にもありますね!
この言葉に勇気づけられたのを覚えています。
さあ、話は戻ります。
僕は、ノイローゼを、空手で治したんです。
何故、身体を変えただけで、ノイローゼが治ってしまったのか?
これが、僕の中での、テーマとなり、今に至るのです。。
当院で、心が風邪をひいてる人が来ると、「心を変えるのは難しい。。でも体を変えるのは確実にできる。。身体が変われば、息づかいが変わり、息づかいが変われば、気づかいが変わる。。気づかいが変われば、苦しみは、理解に変わる。。だから、身体を元気にする事に集中すれば良いです。」
と言います。
この言葉は、それならできる。。と、やる気が出るんです。
では、身体を変えると、何故心が変わるのでしょうか?
それは、身体の平衡性が脳の平衡性とリンクしているからです。
例えば、壁に吊るしてある、絵画が🖼、曲がっていると気になりませんか?
水平に飾ってある絵画🖼は気になりません。。
当院の玄関にも、オープン当初から、ピエロの絵画を飾っているのですが、未だに気付かない人もいれば、三年ぐらい通って、「あれ、先生、絵を買ったんですか?」
と、言われますよね!
昔からあるよ。。というと、びっくりしますよね。
これがヒントです。
平衡性が整ってるものは、意識されないのです。。
でも平衡性が無いものは意識される。。
悩みとは、何かを意識して、そこに執着してる状態。。それが囚われです。。
平衡性のある絵画🖼は、意識されないので、執着できない。。
でも、曲がった絵画🖼は、意識され、そこに執着し、何故曲がってるんだろう。。
誰が曲げたんだろう。。そもそも誰がここに絵を飾ったんだろう、。
と、色々考え始める訳です。
物事を歪んで見る。。見ている状態。それが悩みです。
しかし、人間の悩みの場合。。絵画🖼が歪んでいるのではなくて、物の見方の方が歪んでいるのです。
絵画は歪んでいないのです。
脳の左右差、平衡性が歪んでいるから、身体も歪んでくる。。
逆に、ムチウチなどでも、身体が歪むと、脳の平衡性も歪んで、ムチウチの人は、自然と被害者意識が強くなり、なんでも人のせいにしだすます。。
でも、そのムチウチの歪みをとってやると、被害者意識も消えるんです。。
消えるというより、正しい見方に変わります。。
それを、僕は理解。。と呼んでいます。
気づき、悟りとも言います。。
私達の悩み、苦しみは、平衡性のない、歪んだ思考が産んだ妄想です。。
妄想を見て苦しんでいるのです。
でも、歪んだ見方をする経験があるから、正しい見方にも気づけるのです。。
武田鉄矢さんは、悩んだ分だけ優しくなれる。。
と言いましたが、僕の経験では、悩んだ分だけ、歪んだ見方をした分だけ、気づく量も多い。
僕のブログは独特でしょう?
これは、これだけの事に気づけたという事。。
それは、それだけ歪んで物事を見て来た証拠でもあるんです。
自分は歪んだ見方をしている。。その事に気づく時に、悩みが起こります。。
これは、心の好転反応です。。脱皮です。産みの苦しみです。
大事な事です。
悩んでる時間は、有意義な時間です。
僕も悩んで悩んで、こういうブログが書ける様になったんです。