心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

自閉の子、無理に言葉を言わさない

言語聴覚士さんの、YouTubeを見ていると、成る程参考になる事がありますね!

なかなか言葉を喋らない子供に対して、早く喋らせようと、鳥に言葉を教えるように、無理矢理覚えさせ、喋らせようとしてしまいます。

時には、ジュースが欲しい時、ジュースが欲しいと言わないとあげない。。

みたいな、よく親が勉強しない子供に、勉強したら買ってあげる、。

みたいな交換条件を出してしまうやり方。。

 

それは、犬に、芸を覚えさせる時と同じです。。

言語聴覚士さんは、自閉の子には、絶対しないでください。。と言います。。

子供が言葉を喋るのは、教えられたからではなく、ボディーコミュニケーションより、言葉によるコミュニケーションの方が、効率よく、気持ちが伝わり易い。

という快感を感じるからです。。

必要があるからです。

 

ですから、まずは、ジュースが欲しい。。と、目や身振りで伝えて来た時は、それを実現させ、自分の意志が目や身振りで伝わる、。という快感を掴んでからです。

言語聴覚士さんは言います。。

その後、親の言葉を理解し、区別できる能力が育つ事。。

言い換えれば、耳が良くなる事が先です。。

考えても見れば、耳が聞こえない人は、喋れないのです。。

 

つまり、喋るという事は、耳がいいという事。。

犬でも、しゃべれはしないが、飼い主の言葉を理解し、名前を呼べば、自分が呼ばれたんだと認識しますよね!

言葉の区別も聞き分けています。

子供もまずは、耳が良くなる事です。。

聞き分ける事。。

その後話す事です。

 

僕は、小学校、中学校の頃は、モノマネ上手でした。。

僕は、モノマネが上手い人は、耳がいい人だと思うんです。。

自分の耳に入ってくる、心地よい歌声や、気持ちのいい言い回しを、真似してみたくなる。。

それを繰り返していると、知らない間にモノマネが上手になる。。

 

言葉の出るのが遅い子も同様で、国語で習う様な、しっかりした文法の言葉を、無理矢理覚えさせようとするより、ついつい耳障りよく、真似してみたくなる様な、言葉を話して行くことも大事だなあ。。と思うのです。。

鳥なども、飼い主の何気ない口癖を真似てしまいますし、僕ら三河に人間も、関西に住むと、何故か、関西弁を真似して、半関西弁になってしまうのです。

 

子供が、真似してみたい。。と思わなければ、喋る事に繋がらないという事。。

プロ野球でも、外国人が来ると、なぜか、変な言葉を、最初に覚えてしまいます。。

 

昨日、見ていたテレビでも、外国人が日本にきて、最初に覚えてしまった言葉が、「そうか」

だったのです。

解った!という言葉の代わりに、そうか。。と言ってしまい、爆笑が起こる。。

でも、日本人が、そうか。。と言っているのが耳障りが良く、真似してみたくなったんですよね!

子供がうんこ💩と言いたがるのもそうだと思うんです。。

うんこ、うんち。。という言葉のイントネーションが、なんとなく言いたくなるんでしょうね!

 

だから、整体師として、自閉の子に整体に当たる時、耳を良くする事でしょうね。。

 

言葉を覚えて貰うには、言いたくなる様な、真似してみたくなるような言葉集なんか創ると面白いかも。。

僕も子供の頃、ドリフを見て、うんこチンチンとか、真似して怒られましたけど。。

言ってみたいから言うのであって、犬に芸を教える様なやり方ではダメ。。

でも、親のエゴでやってしまいがちになるんですよね。