肌が乾燥しない様に、肌は保湿しないといけない。。
当院にくる女性の殆どがそう考えています。。
しかし、僕がいつも言います。
保湿はむしろ肌を乾燥させて、痛めているのだと。。
これを知ったのは、アトピーの子供が来店した時、アトピーの事を深く勉強した。。
その中で、アトピー性皮膚炎を本気で治すには、脱保湿が必須である事を知りました。。
では何故、保湿がいけないのか?
下の図で説明しましょう。
肌には、真皮と表皮があります。。
表皮の上層部には、角質層という、レンガ🧱モルタル積みの層があります。。
この角質層は、実は垢になって、自分で剥がれ落ちるまでは、天然の保湿層であり、バリア層となっています化学物質や異物も、この層で堰き止められる為、中に入っていけません。。
角質層は、とても大事で必要な層なのです。。
それを、長らく、シャンプーや石鹸、化粧品に至るまで、この角質層を壊す界面活性剤入りの薬剤で、角質層を溶かし、皮膚の保湿機能、バリア機能を無くさせて、皮膚内部に薬剤を侵入させるという事をしてきたのです。。
カネボウの白斑事件は記憶に新しいはずです。。
角質層を壊す界面活性剤入りの化粧品は、本来侵入できない深部に入り込み、メラニンを壊した事で、肌に白い斑点ができたのです。。
最近は、その事に気づく人が出てきて、肌断食という、白色ワセリンベースの化粧しかしない人。。
お風呂に入っても洗わない、タモリ式入浴法。。
アトピー性皮膚炎の治療でも、一部、保湿させない治療で結果を出しています。。
角質層は死んだ細胞の層ですが、天然の保湿層なのです。。
この層があるおかげで、マイナス気温の場所でも凍らず、砂漠地帯でも乾燥しない肌が保てるのです。。
さあ本題です。。
角質層は、表層最上部にくると、垢となり、乾燥します。。
怪我した時のかさぶたを考えればわかります。。
アトピー性皮膚炎も治り始めると、カダブタの様なものが、何回も乾燥しながら剥がれます。。
かさぶたは。無理矢理剥がすな。。と、お母さんに言われたものです。。
自然と剥がれるまでは、必要な保湿機能、バリア機能だからです。
一般の人の肌も同じで、ターンオーバーとは、表面が乾いて剥がれ落ちる事を皮膚の基底層が認知して、皮膚の厚さを保とうと、新しい細胞を創り出すのです。。
つまり、。ターンオーバーを促進したければ、皮膚表面を乾かす事が必要なんです。。
仕事を終えた垢が、自分で剥がれ落ちやすい様にです。。
剥がれ落ちた分、細胞が産まれる。。
人類の人口と同じです。。
それを、乾燥するのが嫌だからと、保湿してしまうのです。。
保湿剤は角層を溶かし、天然の保湿層を壊してしまう。。
だから結果、塗らないと乾燥する乾燥肌に、自分でしているのです。。
保湿しなければ、要らない垢は、次々と剥がれ落ち、下からどんどん新しい細胞が上がってきます。。
角層まで来れば、死んで、2週間程天然保湿層として働くのです。。
そして垢となり剥がれます。
怪我した時、かさぶたができて、知らない間に剥がれ落ちて、綺麗な肌ができている。。
これが自然なターンオーバーなのです。。
私達は、資本主義利益至上主義の中で、売るための嘘に洗脳されてきたと言えるのです。。
先日も、若い女性が、現代人は栄養が取れていないから、不妊になる。。
僕は言いました。
「戦後の人達は、食べるもの今よりなかったのにたくさん産んだよね。1日3食食べてて栄養不足じゃないでしょう? 僕は1日一食だよ! それは殆どがセールストークだよ。。」
不安を煽って買わせる。。
この手法にまんまとハマっているのです。。
むしろ、僕の様に少食にして、少し飢餓状態にしといた方が、身体は、より良く生きようとし、子孫を残そうとする。。
足りないぐらいでいいのです。
腹八分目でいいのです。。
身体を過保護にしては、生命が生きようとしません。。