道に迷った時、自分らしい道を選択する事があります。
しかし、自分らしさとは、誰が決めたものでしょうか?
多くの場合、他人が評価してくれる部分を、自分の良いところ。。自分らしさだと思い込んでしまい。。その他人の評価してくれる、自分らしさを演じている自分に気づく事があるんです。
僕も大学生の時、周りの人が、川村らしさ。。というものを、創り上げてしまってまて、いつのまにか、その、周りの人の評価してくれる川村らしさを演じていたのです。。
皆が思う、川村らしさは、自分の中での、僕の好きなところ。。自分の持ち味とはズレがあったのです。。
それでも、皆が思う、川村らしさを演じていれば、その人達は、喜んでいてくれている様子だし、演じていれば、僕から離れていくこともないのだろう。。
と、川村らしさを演じていた、大学生時代。。
しかし、それはとてもしんどかったのです。。
自分に嘘をついている状態ですから。。
就職が決まって、東京勤務が決まった時、ほっとしたんです。。
何故? もう川村らしさを演じる必要がないから。。
東京では、皆が思う川村らしさを捨て、自分の好きな自分で生きる事を大事にしました。。
自分の持ち味を活かして生きる。。
大学生の時の様に、人気者になる事はありませんでしたが、気持ちのいい毎日でした。。
それで、弾けちゃって、演じていた川村らしさも忘れ、わからなくなってしまい、盆休みに、地元に戻って、友人達に会った時、皆が言うんです。
「なんか、川村、変わっちゃったなあ、昔の川村が好きだったけどなあ」
でも、もう俺は、自分の好きな自分で、毎日を生きる快感を知ってしまったので、もう、演じている僕に集まっていた友人達が、僕にガッカリして離れていくのは、受け入れる事ができました。。
もう、僕は、周りに受けがいい自分を演じる生き方は二度としたくない。。
自分らしさ。。と自分で思ってっいる自分は、実は、周りの人受けする自分であるかもしれない。。
人気商売の人はそうでしょうね!
風天の寅さんも、インタビューで言ってっいました。。
「街で、僕に会うと、皆さん、映画の中の僕を期待するんです。。本来、あんな明るい気さくな人間ではないので、不器用に挨拶したら、ガッカリされるんです。。映画の中の僕は、僕じゃないんですけどね!」
そういう苦しみがあるでしょうね。。
歌で売れている人達も、本当に自分がやりたい音楽ではない、売れる系の音楽を歌う事に、嫌気がすると言います。
この場合、仕事だから、売れる曲を嫌いだがやり続けるという選択と、自分の好きな曲を歌い、あまり売れなくても良い。という二つの選択があるでしょう?
僕の場合は後者です。。
自分の好きなやり方、自分の好きな自分で、整体院を営む。。
それで、お客さんが増えなくても構わない。。
それが楽だし、そういう裏表の無い先生が好きだ。というお客さんは、定着してくれるし、それで良いじゃない?
と思うんです。。
俺らしさ? それは俺らしく生きなきゃならないという義務では無いのです。。
自分の好きな自分で、生きる事。。
それが、自分の本当の持ち味を活かした生き方です。
それを見て、周りの人が、俺も演じるのはやめよう。。と思えば、その人も楽になるでしょう?
なんだ、このままでいいんだな。。と、ほっとするんです。