昨日、夕方、テレビ📺をつけると、ちょうど禅で有名な、福井の永平寺においての、修行の様子が、放映されていました。。
その中で、写真の様に、座禅中、長い棒で叩かれるシーン。。
よく見ますよね?
その時、ナレーターが言うのです。
「雑念が出た時、不思議と重心が前に移動する。」。それを感じ取り、前のめりになった時に、喝を入れていると言うのです。。
はあ。。整体と同じだ。。
整体では、執着すると、前のめりになり、重心が上がり、浮き足立つ事を知っています。。
雑念が出る時とは、頭脳優位になる時であり、頭脳優位にするには、重心の位置を、下腹臍下丹田から、頭脳の方に重心をあげないと、頭が働かないからです。。
緊張すると肩が上がるでしょう?
頭脳優位にするには、肩を上げて、踵を浮かす。。
背伸びの様な姿勢にする事が必要なのです。
重心を上げる必要がある。。
自閉の子が、つま先歩きするのも、知的障害のある子に学校の子が、つま先歩きするのも、頭脳優先の身体になってっいるから。。
つまり、頭脳が緊張し過ぎている状態なのです。。
肩を上げて、踵を浮かす。。地に足がつかない状態にするには、重心の位置を、ハイヒール👠を履いた時の様に、重心を前のめりにする必要がある。。
座禅の形で言えば、雑念が出て、頭脳優位になるには、やはり前のめりになり、お尻が浮く様な重心の位置にする必要がある。。
そこを見てるんですね?
寝てるから叩かれてるのか?
とか、足が痺れて姿勢を崩したから叩かれてるのか?
と、今まで思ってったけど、、もっと奥深い世界があったのですね!
私達が浮き足立つ時、肩が上がり、前のめりになる時、それは、何かをしよう〜。。という心が生まれた時です。。
〜しよう。。という心は、雑念であり、欲望なのです。。
人によく思われようとする。。
人を出し抜こうとする。
自分を見せようとする
人を騙そうとする
人に自分を見せようとする。。
自分が緊張してるなあ。。
浮き足立って、地に足がついていないなあ。。
呼吸が浅く苦しいなあ。。
そんな時、うまくやろう。。とか、失敗しない様にしようと。。
つまり、今ではない、先の事を妄想しているのです。。
トラック競技で、フライングをする人が、まさにそうです。
前のめり過ぎて、一歩足が出ちゃうのです。
心ここにあらず。。
心が先の事を妄想するから、身体も、先を急いで前のめりになるんです。。
ここでいい姿勢の人も、少し前傾姿勢になっていますが、この場合、踵はしっかりついており、肩も上がっていません。
下腹に重心が降りると、そうなるのです。
緊張して、浮き足立っている時は、心を今、ここに戻す事です。。
〜しようという心を、手放してください。