心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

躾、作法の消えた時代。。

躾、作法というと、堅苦しいもの。自由を奪うもの。。と言った、矯正される立ち振る舞い。。

世の中に忖度した立ち振る舞い。。と、考えてしまう人が殆どだと思うのです。。

それは、躾、作法というものを、日本人が、その本質が分からなくなってしまったからなのです。

 

今、もし、躾が大事だと、作法が大事だと言えば、古い人だと思われるでしょう?

そう言う堅苦しい生き方が嫌で、そう言うものを、あえて手放して来た時代です。。

 

子供の躾というと、犬を躾ける様に、人間の都合の良い行動を取るように、型にはめる。。

そう言うイメージがありますよね?

実際、現代の親が、子供を躾けると、そうなると思います。。

親の思い通りに動く子供。

世の中で、評価される大人になるように、型にはめる。。

 

しかし、本当の躾、作法とは、身体と心を一体化させて、身体の中心を立てていく作業です。

アインシュタインが、日本に来た時、日本人のお辞儀が美しいと思った!

と、言っています。

 

昔の日本人の挨拶、立ち振る舞いなどの作法は、例えば、空手の型稽古、日本舞踊の型稽古の様に、人間の行動を制限、縛り付けるものではなく、魂の輝きをそのまま肉体を通して外に出す。。命そのままに、動く輝き、波動する事です。。

 

人間は、魂が肉体という服を纏っている存在です。。

想像してみてください。。

 

買ったばかりの服は、違和感がある。。

買ったばかりの車は違和感がありますよね!

 

分離しているからです。

それを、躾、作法という型稽古を通じて、魂と肉体を一致させる作業が、本当の躾、作法です。。

仏教の修行僧が、毎日、同じ作法を繰り返す様。。これも型稽古なのです。。

型稽古とは、魂のままに生きると、動くと、座ると、歩くと、こうなるよ!

という先人の残した型を繰り返し、行う事で、魂の輝きを開花させ、魂主導で、肉体を、又は肉体に付随した、自己保存欲を、魂のままに、あるがまま動かせるようになる事です。。

 

難しいですね?

僕が、正しく歩くことは、歩行禅だと言いました。。

 

正しく座る事も、正しくお辞儀する事も、禅なのです。。

禅とは、魂のままに肉体と、肉体に付随した意識、欲望を、動かせる、自然な自分、本来の自分にしていく作法です。

昔の日本には、この作法、躾がありました。。

だから、日本人は、外国の人が、美しいと感じたのです。。

 

日本人の立ち振る舞いは美しい。。

魂のままに動ける身体からは、気が出ているのです。

 

本当の良い姿勢とは、勢いのある姿です。。

当院で施術後、勢いが出ているのです。。

気が出ているのです。。

 

それは、魂と肉体を一致させるからです。

そう言う意味では、整体術も、禅であり、作法、躾なのです。

 

魂輝く子になるには、将来役立つ事ばかり、習わす事よりも、型稽古のある習い事をさせる事が大事です。

型のある習い事。。

 

合気道とか、沖縄伝統空手、日本舞踊もいいね👍

日本人は。日本人の美しさ、輝きがあります。。

それを、そのままに出せる自分になる過程として、躾、作法があるのであり、縛り付けるどころか、命を拡げる作業なのです。

自分が自分である事。

自分のままに生きていける事。。

肉体を魂の乗り物にする事。。

それが躾です。作法です。。

 

魂輝く人は、姿勢良く、立ち振る舞いが綺麗ですよね。

その人が本物がどうか?を観るには、姿勢、歩き方を観れば解るんです。

僕の整体の最初の師匠は、姿勢も立ち振る舞いも、惚れ惚れするぐらい綺麗でした!