心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

荘子の言葉、背骨呼吸

 

「真人の息は踵を以てし、衆人の息は喉を以てす。」

老荘思想で、お馴染みの、荘子さんが、この様な言葉を残しています。。

真人とは、魂のままに生きている人です。。

衆人とは、肉体に付随した意識、自己保存欲で、生きている人です。

 

直訳すると、真人は、踵で呼吸していて、衆人は、肩で息をしているという事。。

もっと解り易くいうと、真人は、地に足がついて、踵もしっかり地についている。。

衆人は、浮き足立ち、つま先立ちで、肩で呼吸しているという事。。

 

ここで解るように、踵がしっかり地についていないと、腹式呼吸も、横隔膜呼吸もできないのです。

 

ハイヒール👠を履く、明治時代に入ってきた、踵の高い現代の靴を履くと、つま先立ちになります。。

そうすると、腹式呼吸も横隔膜呼吸もできない。。

肩から上で、喉で呼吸をする。。

後ろの高い靴を履く事で、踵が浮いてしまうのを身体が嫌がり、骨盤を後屈させて、猫背にする事で、踵に体重を乗せようとしているようにも見えるのです。

腰が引けて、上半身は前のめり。。

ハイヒール👠を履いてる女性にも、よく見られる光景です。。

骨盤あたりで、ポキッと、上半身が前のめりになった人。

 

踵、小指、親指の3点にバランスよく体重が乗り、歩く時にも、踵、小指、親指と、綺麗に体重移動していく様な歩き方でないと、腹式呼吸も、横隔膜呼吸も起きない。。

という事は、背骨の揺らぎ呼吸も出てこないし、脳脊髄液呼吸も出てこない。。

 

自閉の子がつま先立ち歩きする特徴も、体の中心の揺らぎが弱く、肩呼吸してるからです。

肩呼吸では、体全体に呼吸が入らない、。酸素が入らないのです。

だから脳の成長の遅れが出るのです。

ですから自閉のこの整体治療は、踵が付く身体にする事。

それは全てです。

 

私達は、靴が入るまでは、草履🩴や下駄、草鞋を履いて歩いていました。。

踵が低い事で、踵にしっかり体重を乗せる事ができていたのです。。

歩くとき、最初の1歩目の踵の着地の仕方で、その後の歩き方が決定してしまいます。

詳しくは僕の動画を見て。

https://youtu.be/LD5iFGytuvI

踵が低くないと、正しい歩き方ができない。。

後ろの高い運動靴で👟、10000歩歩いたところで、腹式呼吸になっていないし、横隔膜呼吸にもなってっいない。

僕がいつも言いますね?

間違えた歩き方で、歩いても、運動にしかならない。。整体にはならない。。

正しい歩きかつで歩けば、それがイコール整体であり、禅でもある。。

歩行禅の勧めです。。

 

まずはウオーキング時は、ワークマンで売ってるような、平らな靴で、坂道を上がり練習をしてみよう。。

動画を参考に。。