心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

知的障害者には癌がいない理由

表現が適切ではないかもしれないが、知的障害者には癌がいない。。という説について、それは何故なのか?

いつだったか忘れたけど、若い頃、普通は緊張する場面なのに、知的障害のある人が、ニコニコしていたのを見た事があって、その時、気づいたんです。

同じ環境下にあっても、それをストレスと感じる人と、そうでない人がいる。。

ストレスとは環境が原因で起こるものではなくて、その環境をストレスと感じる側の心のあり方の問題なんだなあ。。と。

 

結論から言ってしまうと、知的障害のある人には、健常者と比べて、外からの意識が少ないということ。

以前も話したが、人間には、内から外への意識と、外から内への意識がある。。

内から外への意識とは、自分の内側から、胸の窓を経て、常に外側を見ている感覚。。

胸の真ん中にサーチライトがついていて、そのサーチライトを照らした世界だけを見ている状態。。

つまり、自分を意識していないのですから無心と言っていい。。

知的障害のある人は、この無心の内から外への意識が強い為、エネルギーが常に、内から外へ発散されていて、自分を抑圧する意識がなく、身体としては、エネルギーの発散と集中という呼吸作用がいいのです。

 

健常者の場合。理性が強すぎる為に、社会で自分が仲間はずれにされない様に、うまく世の中を渡っていかなくてはならないと、10歳ぐらいから、外からの意識、自分は、人にどう思われているか? どう思われたいのか?

集団生活の中で、人との比較の中で、自分が生き残る術を、処世術を考える様になる。

それは、内から外へ流れて体外に発散されようとする、気の流れを抑圧することにもなっているのです。。

僕はいつも言います。。

心のバランスとして、内から外への意識、無心を優位にしておかないと、不安が増し、自律神経が乱れると。。

当院にくる心身衰弱している人。

全ての人に言える事。。これが、本当は自分の身体はこうしたいんだ。。

という、内から外への無心意識よりも、自分は周りからどう見られているか?

どう思われたいか? どう思われてはならないか?

一度、集団の中で、周りの人達に評価された、自分像を、その期待を壊していないか?

その期待を壊す行動を取ることイコール、自分の居場所を失うことではないのか?

不安でしょうがない。。恐れているのです。。

そういう感じになっていて、いつもできる自分を演じ続けてしまう、。いい人を演じ続けてしまう。

この内から外へ出ていく、本当は自分の身体はこうしたいのに。。

それを抑圧する集団処世術。。外からの意識で、抑圧してしまい、エネルギーが発散しなくなる。。

発散できないエネルギーは、邪気となり、体内に滞留し続けて、本来の身体の持つ、代謝能力を邪魔するのです。

それで、鬱になったり、癌になったりする。。

ある人は、癌は癌満(ガマン)過剰であると言う。

共感できる部分があります。。

ガマンが美徳だったのは戦時中文化です。

戦時中は、街に、贅沢は敵だ。。と言う看板が貼ってあったそうだ。。

誰かが悪戯で、贅沢は敵だの、敵の上に素を落書きして、贅沢は素敵だ。と言う看板を見た時は、救われた気分がして、笑ってしまった。。

と、高校時代の先生に聞いた事があります。。

 

贅沢したい心をガマンしないと、世の中でハズレものになってしまうのが怖いからしないと抑圧する。。

今のコロナ禍も似ていますね。。

お笑い番組を見ていて爆笑している自分に、いきなり鏡を当てられたら、自分の大笑い顔を見て、笑いが一瞬に止まってしまうでしょう?

外からの意識とは、自分の自然な心の流れを止めてしまう。。

エネルギーの流れ、川の流れを堰き止めてしまうのです。。

そうすれば、川は澱み腐る。

人体も同じです。

以前、癌はカビである。。と言うブログを書きました。。

癌とは、身体の中にある水の流れが澱みすぎて腐ってしまった状態です。

 

そうならない様に、ダメな自分も最初から見せる様にしておいた方がいい。。

いい人、できる人を演じ続ける。これは癌予備軍です。。

 

僕は若い頃にそのことに気づき、ダメな自分も隠さず出しているのです。

川村先生は、こう言う所は素晴らしいけど、こう言うところはダメだよねえ👎

そう思われているし、それでいいのです。。楽です。

過度に期待されることからも逃れられるし。。

あまり立派を演じ過ぎると、オリンピック選手と同じで、期待で潰れてしまうんです。

期待した方もガッカリしたり、時には裏切られた。。なんて、自分勝手な被害者妄想を言う、。

期待したり、期待されたりする人間関係ではなく、あるがままで認め合える関係を作った方がいい。。

それには、ダメな所も最初から見せた方がいい。