テレビでは、チャレンジすることだけが大事な事の様に、勇気ある行動のように言われ続けているが、それは経験の少ない若い頃の話。
確かに若い頃は、なんでもチャレンジしてみる事が大事。
失敗を恐れずチャレンジして見る勇気が大事です。
しかし、若い頃、推奨された筋トレ、体をいじめ抜くしごき、身体を大きくするた為にたくさん食べる事。。
ある年齢からは、それをやめること。。やめるタイミング。そしてやめて何に転換するか?
やめる勇気と、やめて転換する転換力が大事です。。
大きい会社が、昭和の成功体験をやめられずに、海外の会社に買収される様。。
若い頃の成功体験をやめられずに、体を壊す大人達の様。。
正月早々僕は言いました。
決断とは断つ事を決める事と。。
中年以降は、チャレンジする事より、やめる決断をする勇気の方が難しいのです。
さんまちゃんが、結婚より離婚の方が遥かにしんどい。。と、言っていたのを覚えています。
やめる事は負ける事ではありません。。
やめる事で転換できる。。
雨降って地固まる。。 みたいに。。
やめなければ、次の道へ移れない。。転換できないんです。
さんまちゃんが離婚はしんどいと言いました。。
離婚する事は決断です。。
タバコを止めるのも決断。
アルコールを止めるのも決断
薬を止めるのも、子離れするのも決断です。。
そして、転換するのです。それが成長です。心の成長。。
実は現代人の精神疾患は、ほぼやめられない、決断できない事が理由で起きているのです。
何故なら、断つ事を決める、決断をするには、腹に力が入っていないとできないんです。
ずっと仲良しだった恋人と別れるのも、腹に力が入っているから、決断、別れる事ができるんです。
腹に力が入っていない身体では、決断できない。。つまり別れる事ができないのです。
そこでさらに苦しさが増す。。
別れる決断が早ければ、心を病んだりしないのに。。
別れ際を逃す事で、恋心が憎しみ、嫉妬、裏切りに代わっていく。。
現代人の精神疾患は、ほぼ、やめる決断ができない身体のせいで、やめる事もできずに、本当は変わる時、転換時期である機を逸して、合わない生活環境、相手との関係の中で、更に不協和音を鳴らしているのです。
やめられない弱さは、断れない弱さです。。
人に悪く思われたくない為、断れない。。
嫌なことをやり続けてしまう。。
下腹の力は抜け切り、その分が肩首の硬直となり、頸肩腕症候群。。腕が動かなくなる。。
電車の吊り輪も持てない。。
決して五十肩ではないのです。
断る事を覚えていく事です。
断る事で相手が傷つく?
違います。
ちゃんと断る事で、相手も自分の間違いに気づけるのです。