以前のブログで、挑戦する事だけが決断ではなくて、やめることも決断です。。と言いました
登山をやる人なら、雪山に登った時、頂上が見えていても、危険だと判断した時、頂上を目の前にして下山する。。これが、エイ、ここまでせっかく登ってきたんだから登ってしまえ。。
これをチャレンジと言えるでしょうか?
無謀なだけです。。
目の前に頂上が見えているのに、下山の決断をする。。こちらの方が難しいはずです。。
ポジティブとネガティヴも同じです。。
世の中では、ポジティブがいい事。。ネガティヴが悪い事だと思い込んでいます。。
雪山🏔に例えると、えい、もうちょっとだ、大丈夫🙆♀️だよ。。登ってしまおう。。
これはポジティブと言えるでしょうか?
逆に、危ないから下山しようという決断が、心配症すぎるネガティヴな判断だと言えるでしょうか?
違いますよね?
チャレンジする事はポジティブでもあるがネガティヴでもあるのです。。
下山の決断は、ネガティヴでもあり、ポジティブでもある。。
何が言いたいか?というと、ポジティブもネガティヴも、表裏一体。。だという事です。。
ネガティヴに考える事が必要な時もあるし、ポジティブに考える事が必要な時もある。。
臨機応変に現状を受け止め、受け入れて判断できる事。。これが一番大事なのです。
体調が悪いのに、強行して空手の試合に出るのがポジティブなのか?
体調が悪いから、今日の試合は辞退します。。がネガティヴなのか?
その人の心の熟成度によってポジティブとネガティヴは変わるし、変わっていいのです。。
怪我をしてる時は自然とネガティヴになる。。それでいいのです。
怪我してるのにポジティブに挑戦したら、身体壊します。
大切な事は、決断する事です。ポジティブに決断しても、ネガティヴに決断しても、決断できれば前に進んだんです。
やらない。。も決断です。
なんでも挑戦する事がポジティブで正しい。。という思考は、バブル時代の、マルチ団体の思想であり、またあの頃流行った、自己啓発セミナーの思想です。
ネガティヴに考える事は悪ではありません。。
身体の状態に応じて体はネガティヴにしたり、ポジティブにしたりしているのです。
それに逆らって、絶対にポジティブでないといけない。。挑戦し続けないといけない。。
という間違いが、自律神経を不安定にするのです。
挑戦する事のみがポジティブであるという思想は、マルチや自己啓発セミナーの洗脳常とう手段です。。買わない、やらないという、やめるというネガティヴ選択肢を潰して買わせる、やらせる、やめさせない為です。
ポジティブもネガティヴも、両方生きていく上で大事です。。
ネガティヴを完全に否定したら、苦しくて生きていけません。
常にポジティブであらねばならない。。という思考も、自分自身に恐怖観念を植え付けていて、心が安定しません。
人間はポジティブだったりネガティヴだったり、心を揺らしながら、そのどちらにも偏らない
あるがままを見つけていくのがいいのです。
ポジティブでもネガティヴでもない。。
そういう生き方が、自然にできている人は、周りの人から見て、ポジティブに見えるだけです。
それはポジティブなのではなくて、あるがまま、自然なのです。
自然であるから無理してないのです。
だからより強く見える。
無理矢理ポジティブにしても、ダメです。無理してるからです。
自分のネガティヴも認めて受け入れるからこそ、自分らしく生きられるのです。