今日、お客さんから、部下や仲間が思い通り手伝ってくれない。。動いてくれない時どうすればいいんですか? という質問、。
そして、だいぶ前ですけど、違うお客さんですが、合気道とかって、力も入れてないのに投げられて、八百長じゃないんですか?
本当なんですか?という問い。。
これをミックスすると、解りやすく説明できるな。。と、思い、その両方の答えを同時に説明した動画を撮りましたので見てください。
動画はこちら。。
簡単に文章で説明しますと、合気道は、力も入れずに投げ飛ばしているのではなく、。合気。という名は体を表す。。で、調和しているのです。
敵対心を持って、自分を攻撃してきた相手、投げつけようとした相手と、気で一つになる。。
調和する。。その過程が、勝手に投げられたりする八百長に見える。。
確かに、僕も合気武術を習った経緯があり、初心者の練習のために、上級者は、わざと投げられる。。という事をするんです。
でもそれは八百長では無いですね。。
お父さんが、子供との相撲に時々負けてあげることで、相撲の面白さを教える様なものです。
技を決める技術がない人には、かけられる方で、投げられる事で感覚を掴んでもらう。。という事があるんです。。
相手が力ずくで、自分を投げ飛ばそうするエネルギー。。その粗い気、敵対した気を、調和の気で無力化する。そして調和して一つの命になる。。
そういう武術なんです。
本来はですよ!
でも、残念ながら、今、合気道指導者で、そういう理解でやってる人がどれくらいいるか?
護身術として、関節技として教えているところが多いのが、創始者の植芝盛平氏も、天国で、眉唾物だと思うんです。それは合気ではないですから。。
植芝盛平氏は、武は愛なり。。という言葉を残しています。。
これは、僕流に私訳すれば、自分を殺しにきたエネルギーを、調和の気で、無力化させ、調和して、本来の一つの命、一つの呼吸に、立ち戻る武術。と言えます。。
そうですねえ。。
イメージで言えば、殴りかかって来た人に、「いつもありがとう兄弟。。」とハグされたらどうでしょう。殴りかかろうとしていた拳を、しまい、ハグされてしまうんじゃないでしょうか? そのハグされたまま、いっしょのソファでも座って、テレビ見ようよ。。そんな武術なんです。。本来ですけど。。
合気は、決して、力入れずに投げつける武術ではないんです。。
調和の武術です。
勝ち負けを超えた、勝ち負けを明らめさせる。。勝ち負けを忘れさせて、肩を組む武術なんです。。
宇宙が細胞分裂した私達は、本来一つの命です、。勝ち負けなど存在しないのです。
受精卵が細胞分裂して出来上がった、身体の、腎臓と肝臓に勝ち負けがありますか?
補い合う関係。。調和した世界です。
それは、私達人間も同じですよ!
それを武術で表したのが、植芝盛平さんです。。これは革命です。
武術家でありながら、僕は、宗教家だと思います。
小さい子供が、さっきまで殴り合いの喧嘩してた。。と、思ったら、一緒の砂場で遊んでた。
そんな武術です。。
この合気の考え方。。そして体術を、人間関係に活かせます。。
同じなんです。。
力ずくでは人は動かない。。
でも調和すれば、勝手に動いてくれる。。
その調和の仕方。
調和の心、調和の体術。。
お辞儀も一つの体術です。。
30代の頃でしたか、アルバイトでしたが、新しい職場に入り、1人1人挨拶して回ったんです。
僕は、帽子を取って、1人1人挨拶したんです。
そしたら、授業員の間でそれが話題に上がったそうです。
「あいつは違う。帽子を取って挨拶したのはあいつが初めて。。あいつは絶対いい奴」
そんな噂のおかげで、僕は。その職場でとて大切にされたんです。。
それも合気と言えます。
動画で見た方が分かりやすい。。是非見てね