心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

自律神経失調症とは脱力下手症。

私達は呼吸しています。

吸いが集中で、吐きが弛緩です。。

 

ヨガや呼吸法では、息をゆっくり長く吐く事が重要だと言われますよね!

言い換えれば、脱力こそ大事だということです。。

私達は脱力ができないのです。

当院にも過呼吸の人が来ると、施術中に、ため息をつく人がいます。。

あれも、脱力できずに、息を吸いっぱなしの人が、施術で呼吸がし易くなり、吐き出して、ほっとして脱力を始めるのです。。

他にも、過呼吸で吸いっぱなしの人が、急激に緊張が緩み、脱力を始める時、腕が痺れる感じがしたり、めまいの様にふらっとする人もいます。。

これが急激に起こるのが、パニック障害です。

パニック障害とかてんかんというのは、実は病気ではなくて、脱力できない脳の緊急弛緩反応です。

興奮で失神するのと同じです。。

 

私達は、子供の頃から努力とか頑張る事が善であり、😤、脱力する事はサボり、無責任だと教えられてきました。。

 

力み方は教えて貰ったが、脱力の仕方は習っていません。。

それはスポーツも同様です。。

力の入れ方ばかりを習い、脱力の大事さは、習っていません。。

合気道という武道は、脱力の武道です。。

 

体験会でもいいから、体験してみるといい。。

いかに私達は脱力できず、常に力を入れてしまうか。。

これは運動能力が高い人ほど、力を入れるのが得意で、脱力が苦手です。。

 

むしろ、運動ができない人の方が、合気道や、古武術は上達が早い。。運動が苦手な人は、力の入れ方が苦手だから。。

 

僕が推奨する、正しい歩き方も、脱力の歩き方です。

脱力が苦手な現代人は、常に力を入れ続けるパワーウオーキングしかできないのです。。

正しい歩き方は、歩いている過程で、必要なところに力が入り、同時に不必要な筋肉の脱力が必要なのです。

 

ですから、僕が、正しく歩くとは、歩行禅だというのです。

正しく歩ける人は、正しく脱力できる身体を手に入れる事です。。

正しい脱力がでる動きは綺麗です。

 

つまり、心の脱力も、上手になるのです。脱力できる心こそ、綺麗な心です。

 

体を動かさない日常が増えるにつれ、ストレスに弱い身体。。過敏、過呼吸、アレルギー反応の強い若者が増えています。。

それは、昔の人より、頑張りが利かない。。ストレスに弱い身体になってっいるのです。。

身体は脱力の心、脱力のウオーキング、運動をして、省エネで生きて欲しいと、サインを出しているのです。

なのに、まだ時代は過渡期で、会社の上層部にいる人は、頑張るから結果が出るんだ。。休みも返上して頑張るやつが勝つんだ。。寝るな。。

という比較競争に囚われた、脱力は悪だと考えている硬い頭の人達です。

その思想に囚われた若者は、頑張りの利かない身体で、頑張り続ける。。自分に鞭打つ。。

人に負けてはならない。。人より努力しないと勝てない。結果が出ない。。と、思い込み、燃え尽きる。

この、身体と、大脳の要求のズレが、自律神経を、乱しているのです。吐く道は脱力です。。

脱力とは、受け入れる事、認める事、。比較を止める事。。あるがままの自分を大事に生きることです。

 

壁にぶつかった時は、その壁を努力、頑張りで乗り越えようとする前に、冷静になってみよう。。

よく、登山家が、何故山に登る⛰のですか?

そこに山があるから。。私達も、何故そんなに頑張るのですか? そこに壁があるから。そこに競争があるから。目標があるから。。比較があるから。。勝ち続けないといけないから。。

尾崎豊の「僕が僕である為に、勝ち続けなきゃならない」という詩も、若い時は響いたが今は、間違いだと分かる。

と、自分で自分を強迫観念で縛りつけているのです。

だから誰かに追われる様な怖い夢を見るのです。

誰が追っているのか。。自分の強迫観念です。

 

自分に都合の悪い出来事にぶつかった時、それは、あなた進んでいる方向、思考はあなたの本来の方向から、外れていますよ?と、教えてくれているのです。

、最近の車は、車線を越えると音がなるけど、あれと同じです

音がなったら、元に戻るでしょ?

人生も同じです。。壁にぶつかったら、。まず考えてみよう。。

これは自分に不都合な状態だが、本当はこれでいいのではないか?

本当はこれでいいのだよ。。と、教えられているのではないか?

と、一度受け入れてみよう。。

すると、自分の自分らしくない、比較による執着、囚われによって、この壁にぶつかっているのだと気づく。。

その囚われ、執着を手放す。。これが脱力です。。

すると、壁が蜃気楼だったと気づく。。壁が消える。。

壁を乗り越えるという言葉がいけない。。壁を消すのです。。

それが本当の意味での、壁をクリアする事。。それには気づき。。という鍵🔑が必要なのです。。気づきは脱力からおきます。

 

自分の比較という囚われが作り出した蜃気楼だったと。

その事に気づけば、方向を、脱力した事で自然に向いた方向に修正変更すればいい。。

脱力上手になる事。。それは吐き上手になる事。。

受け入れ上手になる事です。。

水は、流れやすい方向にしか流れせん。それが自然の摂理です。

しかし人間は、流れにくい方向に、わざわざ行きたがる、力みたいのです。大脳の興奮快感を求める癖があるのです。。

でも人間の70%は水です。。

ならば、流れやすい方向。。脱力しながら進むのが自然なのです。

自然の摂理に動かされている自律神経。。

自律神経と仲良くなるには、自然である事。。力むのではなく脱力する事。

脱力こそ細胞の快感です。。脱力すれば進むのです。

そういう道がある。