妊婦さんが出産時に、ひっひっふー。。という呼吸法をする。。
誰が考えたのか知らないが、よくできているんです。
写真の昭和の剛腕投手。。鈴木啓示さんが、言っていたんですね。
「いいピッチャーは、1、2:3で投げるんじゃなくて、1、2ーの3。
と、2、にどれだけ間が持てるかが、良いピッチャーの条件と、言っていたんですね。
以前、僕が、夜中いきなり起きたら、三拍子の呼吸をしていた。。
人間は無心の時、三拍子の呼吸をしているのではないか?
と、言いましたが、正確には、ひっひっふー〜。。と、1、2〜の3と、2に少し間があるんです。
寝付きの悪い時は、皆さんやって見てほしい。。
ひっひっふー〜と、吸って吸って吐く。。呼吸を切り返していると、なぜか寝てしまう。。
ひっひっふー〜。は、無心への入り口、スイッチと言えます。
僕の様に、子供の頃から寝付きが悪い人は、寝る時にスイッチがあったらどんなに良いだろう。。と、思うものです。。
どこでも直ぐに寝れる人が羨ましい。。
でも、ひっひっふーは、無心へのスイッチとなり得ます。。
ひっひっふーを繰り返していると、だんだんひっひっふー〜〜と、吐く息が長くなり、吐き切ってきっ、吸うまでの間に、間ができる。。この呼吸は、熟睡時の呼吸だと思われるから、その呼吸になれば、意識が切れて、無心に至る。。
何故、ひっひっふーが、無心への扉か?と言えば、私達は、呼吸は。胸式呼吸よりも、腹式呼吸がいいと思われていますが、整体術的には、無心時は背骨呼吸をしているのです。
禅の姿も瞑想の姿も、念仏の姿も、本当にできてるか?を見るには、背骨呼吸になっているかどうか?を見ると解る。。
多くの人が、無理に腹式呼吸をしようとする意識が邪魔して、結局その先にある背骨呼吸に至れない。。つまり、無心に至れないのです。
無心になろうとするのも意識だから。。
人間は、全身で呼吸しているのです。宇宙の呼吸と同調して、伸縮している、。海の波の満ち引きの様にね。。
僕には、背骨が揺らいで呼吸しているのがわかります。。
その時、胸式呼吸とか、腹式呼吸とか、区別は無用で、全て同時に呼吸しているんです。
ひっひっふー。。ふーを少し長めに。。吸って吸って吐くだから、勝手に長く強く吐ける。。
強く長く吐ける様になると、吐いた後、吸うまでに間ができる。。これが無心への扉です。
私達は不安な時、お腹が張って呼吸しにくい時、妊娠中も、ひっひっふー〜。を、やって見てほしい。。
コツは、少しずつふー〜を味わう。ため息をつく様に強く吐いてみよう。。
すると自然とゆったりした呼吸になっいく。。
これをはじめると、胸式呼吸と腹式呼吸が背骨で一つとなり、下腹を中心とした全体呼吸が始まる。。それが背骨呼吸です。
よく、朝起きた時が一番、背中が痛い。。という人がいるが、それは背骨呼吸が悪いのです。
ひっひっふー。。やってみよう。