直立二本足で歩ける人間も、進化の過程では四つ脚だった訳です。
勿論進化論ではそうですが、人間は四つ脚の動物が進化した生き物ではありませんし、よく霊能者が、前世は動物です。。なんてことを言いますが、人間は最初から人間です。
前世が動物である事はありません。
しかし、身体の構造としては、四つ脚時代の名残りを持っています。
肩がおかしくなる。。腕が上がらない。。肩が凝る。腕が痺れるなど。。
肩腕に起こる不具合は、僕の経験上、股関節。。または股関節が関節する骨盤。。を調整すれば治るんです。
逆に言えば、骨盤、股関節が調整されなければ、肩腕の問題は解消しません。
人間の身体の構造も、直立したからと言って、脚と腕が独立した訳ではなくて、四つ脚動物同様、前脚と後ろ脚なのです。
だから胴体を操り、連動させて動いているのです。
よく体幹を鍛える。。といいますが、本当は体幹を鍛えるのではなくて、四つ脚で歩ける様な胴体を取り戻す事です。。
鍛えると動かなくなるんです。
チーターがゆったり歩いている姿は、胴体を、縮めたり伸ばしたり、実に胴体、背骨、肋骨が、柔軟に動いています。。
だから早く走れるんです。
チーターがもし体幹を鍛えて、胴体を硬くしたら、早く走れないでしょう。。
人間も同じです。
多くの方が、脚と腕を分離させて別々に動かしているんです。
鍛えるとは分離です。
でも、直立でも、胴体を使って、脚、腕を同時に動かす感じ。。
これが正しい動きなんです。
さあ、四十肩、五十肩は何故起こるのか?
病院に行っても、肩周りしか見ないから原因を見落としているのです。
40歳、50歳とは、女性のとっては更年期、または閉経の時期です。
閉経するという事は、生理や出産の為のホルモンが出なくなる。。それはイコール骨盤の開閉運動が小さくなるという事です。
若い女性の骨盤は、呼吸の度に、蝶々🦋の様に、開いたり閉じたり、前屈したり後屈したり、実によく動いています。。
その為、骨盤に関節する股関節も良く動く。。それに連動して、前脚である腕、肩甲骨もよく動いているのです。
女性の場合骨盤の開閉運動に連動して、よく動いている場所にはお肉がつきません。
更年期に入り、骨盤の開閉運動が悪くなって来ると、連動して動いていた肋骨、ウエスト。。
肩甲骨、二の腕も動かなくなる為、動かない所を守る意味でお肉で守ろうとするのです。
動きの悪くなった腕周り、肋骨周り、鎖骨周り、体全体の伸縮運動。。ポンプ運動が減る為、血管、筋肉の伸縮も減る。。伸縮運動により、身体の細胞は栄養を取り入れて、老廃物を排出しているのですから、血管や筋肉中の老廃物が排泄されなくなり、硬く浮腫んでくる。。
人間の筋肉は、伸縮しない働きの悪い筋肉には、防御のためにカルシウムを入れて硬くします。。それで筋肉が骨化して、四十肩、五十肩になるのです。
そして、その補修剤であるカルシウムを、骨から頂戴する為、骨粗鬆症症になる。。
ですから女性の場合。。更年期に急に動かなくなる骨盤。。
その時期こそ、生理によっては開閉しなくなる骨盤を、ウオーキングや、体操によって、小さい動きでもいいから、ちゃんと蝶々🦋の様に骨盤が開閉する骨盤にしておく事です。。
これが更年期を、または閉経後を楽に生きられる準備です。
骨盤の開閉運動を、増す運動とは?
一番簡単なのは、横貧乏ゆすりです。
股を開いたり、閉じたりする横貧乏ゆすり。。
これを、ネット閲覧中やる事です。
座っていて立ち上がった時は、かかとをつけたまま、しゃがんだり立ったりを数回。。
昔の日本の生活には普通にあったしゃがむ。。という動き、これが一番骨盤の開閉運動を創ります。
しゃがむのがしんどい。。と感じる人は、骨盤が開閉しなくなっています。
40歳からは、1日に何回か、トイレでしゃがむ様な動きをしてみる事です。
さっとしゃがめて、さっと立てる人は、骨盤の開閉がいい人。。
閉経しても、急に老け込まない人です。
開脚前屈や、スクワットは、逆に股関節を硬くする可能性も高いので、やめといた方が良い。