心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

健康オタクが健康になれない理由

僕はいつも、ウオーキングをする時、10000歩等、目標を決めて大きく手を振って、大股で頑張って歩いても、体操にはなるが、整体にはなっていない。。と言います。

だから、距離や、歩数など、目標を決めずに、できるだけ、草が生えた様な土の上を、鳥の声が聞こえる様な精神状態で、呼吸で、また、新しく花が咲いた事🌼に気付ける様な、そんな精神状態で、呼吸で、歩く事そのものを楽しむ様に、気持ちよく歩いてください、。

頑張らないでください。。と言います。

頑張っている自分に気づいたら、やめてください。。と言います。

目標を決めて頑張っている時間は、鍛えては、いるかもしれない。。運動不足解消には、なっているかもしれない。。

 

しかし、頑張っている時の呼吸は、息を詰めたような。間。のない呼吸です。。

ですよね?

走ってる人の呼吸と呼吸の間に、間。。がありますか?

ないでしょう?

 

だから、整体にはならない。

身体のリセットにはならないんです。

 

人間の身体がリセット、変化する時、それは、息を吐き切って吸うまでの間。。または、吸い切って、吐くまでの間。。です。。間とは、無心の時間です。

寝てる時間に心身がリセットされるのと同様。。

よく寝れないから鬱になる。間にしかリセットは起きません。

 

人間の身体。。心がリセットされる時、それは、呼吸に間がある時です。。

僕は、整体師になろうか? 心理カウンセラーになろうか?迷った時期があります。。

でも何故整体師にしたかというと、整体の手技で、お客さんの体を、呼吸に間がある身体に変えることができる。。

間があるゆったりとした呼吸になったら、その間の中に、アドバイスを入れていく。。

その方が、心に入って行くし、心も身体もリセットされ、生き直すきっかけになる。。

 

その考えから、僕のやってる事は、整体カウンセリングです。。

整体をしながら僕はいろんな話をします。。アドバイスをします。

カウンセリングは無料です。

 

もし整体をしないで、向き合って言葉だけのカウンセリングをしても、呼吸の間がないお客さんには、馬の耳に念仏になってしまうんです。

だから、整体で、呼吸に間が開く身体にする。。それからアドバイスをして行くんです。

 

この様に、人間が、古いものを捨て、新しい自分に生まれ変わる瞬間。それが呼吸の間。。その無心の瞬間なんです。

 

だから、日常。健康を成し遂げようと頑張る、。心を強くしようと頑張る。。

その頑張る呼吸では。間がないので、リセットされないのです。。

 

健康オタクほど、健康になれない。。という皮肉めいた言葉がありますが、健康の為にと、息を詰めて頑張っても、呼吸の間がなければダメです。

だからいつもいうのです。

僕が教えた体操、ウオーキング。。頑張らないでください。。

頑張ってる。。と感じたらやめてください。。と。

楽しくやってください。。鍛えるのは体へのイジメです。身体が喜ぶ事をすれば、楽しく気持ちいいものです。

 

また昭和の天才整体師。野口晴哉氏も言い残しています。。

「健康の為に何かやってる様な人は、元気になれない」。。と。

本当の元気とは、呼吸と呼吸の間がある生き方、、(息の仕方)の中に在るのです。

ではどうすれば。。

目標や目的に為に、今を手段として息を詰めて生きるのではなく。。今、ここを、楽しむ。。

歩く事そのものを楽しむ。

勉強する事そのものを楽しむ。。

仕事する事そのものを楽しむ事。

その時、呼吸と呼吸の間には、無心という間があるのです。

焦らず、慌てず。。です。

 

呼吸法等を、にわかにやっている人は、呼吸法の先生に、息を長く吐く事が大事だと言われ、意識的に頑張って、息を無理矢理長くしている人を見かけます。。

あれは、指導者が悪い。。

 

頑張ったら間が無くなる。。間がない呼吸は長くならない。。

禅でもそうですが、間のある呼吸ができる身体がまず必要なのです。

当院のお客さんはよく、呼吸が入った感じがします。。と言いますが、その感じが、呼吸に間が入り出した感覚であり、そういう身体に変化した瞬間です。

僕の整体は、呼吸の入る身体に戻す事です。

身体が出来てこれば、勝手に呼吸が通るし。間のある呼吸に変化していきます。

 

意識的に頑張って、ポーズを決めたり、息を長く吐こうとするのは、間違いです。

焦らず慌てず、淡々と生きる。。この中に間が産まれるのです。。

間とは無心です。。空です。。

色即是空空即是色です。

私達は、空によって生かされている。。言い換えれば、間によって生かされているのです。