心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

厚労省承認の新しい癌治療法

今、当院には、看護師さんが通っていますが、癌だ。。と診断された場合、大病院では、全て手術、抗がん剤、放射線治療の、三大治療だそうです。

クリニックなどでは、実費で保険適用外の治療法も行われていますが、大病院では保険が適用されない方法は、選択されません。。

 

しかし昨今、光を当てて、癌を消失させる、癌光免疫療法。。という方法が、まだ、首や頭にできた癌に限定されていますが、厚労省に承認されました。

 

この方法が全身の癌に適用され、怖い三大治療に代わって、癌治療のメインになるかもしれないのです。

だとすれば、小さな癌が見つかる恐怖もなくなり、早期発見の為、検査をすすんでする人も増えるでしょう。。

皆さんも、光免疫療法。。注目してください。

 

 

引用。。

「光をあててがんを治す」——そんな夢のような治療法が今、世界中から注目を集めています。

その治療法とは「光免疫療法」。人間の身体に害のない近赤外光線や低反応レーザーを照射してがん細胞を消滅させるという、これまでにはなかった新しい治療法です。

光免疫療法、別名「近赤外線免疫療法」とも呼ばれるこの治療法は、米国立がん研究所(NCI)の日本人研究者、小林久隆先生が開発しました。実際のがん患者さんを対象とした臨床試験も順調に進んでおり、2~3年後の実用化が目指されているということです。

現在、日本でのスタンダードながん治療には「手術療法」「放射線療法」「化学療法」の3つがあり、これらは標準治療として「がんの三大療法」とも呼ばれています。

三大療法は長きにわたって多くのがん患者さんに選択され、豊富な実績を上げてきました。現在でもその進歩は続いていますが、手術は身体への負担が大きく、放射線や抗がん剤は副作用があり、がんの転移や再発防止などに課題があることも事実です。

これに対して、小林先生が開発した光免疫療法はがん細胞を消滅させる効果が極めて高く、理論上はほとんどのがんを治療できます。治療が困難な転移がんにも有効で副作用が少なく、さらに必要な機器や薬品も他のがん治療に比べて安価なので、世界中で問題となっている医療費の削減にも大いに貢献することが期待されています。

小林教授が提案した光免疫療法は、がん細胞にだけ選択的に結合する作用を持った抗体を利用します。その抗体に、近赤外線によって化学反応を起こす特殊な物質をくっつけて、静脈注射で体内に投与します。すると抗体はがん細胞に届いて結合し、そこに近赤外光線を照射すると化学反応を起こしてがん細胞が破壊されるというメカニズムです。

近赤外線は、波長が可視光と赤外線の中間に位置する光です。身近な例でいえば、テレビなど一般家電のリモコンなどにも利用されています。光免疫療法に用いる近赤外線は、波長が最も短くてエネルギーが高い光です。体内に投与する抗体に付加する物質は「IR700」という色素の一種で、この光エネルギーを吸収する性質を持っています(光感作物質)。

光エネルギーで化学反応を起こしたIR700は、がん細胞の膜にあるタンパク質を変性させ、細胞膜の機能を損なわせます。その結果、がん細胞は約1~2分という短時間で破壊されることになるのです。

その様子を顕微鏡で見ると、光があたったがん細胞がまるで風船が割れるように破裂していくといいます。

注目すべきは、光免疫療法に副作用がほとんどないことが確認されている点です。治療においては、がん細胞以外の正常な細胞には抗体が結合しないので、近赤外光線があたったとしてもダメージはありません。また、抗体が結合したがん細胞でも近赤外光線があたらなければ破壊されません。

つまり、抗体が結合して、かつ光があたったがん細胞だけを破壊するという治療法なのです。がん細胞に対してこれほど選択性が高い治療法は、過去には存在しませんでした。