2年半前ぐらいにアトピー性皮膚炎で、お母さんと来店していた女の子。。
顔のアトピー性皮膚炎は大分改善していたが、この子だけじゃないけど、アトピー性皮膚炎の人は、首周りが治りにくいんです。。
鎖骨から上ですね。。
下の図をみてください。
これはデルトマーム図と言って、神経の皮膚分布図です。
整体師はこれを参考に観察します。。
アトピー性皮膚炎が残りやすい首周り。。
C3、C4、C5。。これは、頚椎3番、頚椎4番、頚椎5番という意味で、その骨から出ている神経が支配する、皮膚エリアということ。。
つまり、頚椎の3番から5番までの頚椎に不具合があるから、皮膚に神経伝達がうまくいっていないという事。。
この付近の骨は、首を左右に曲げるときに、よく動く骨です。。
この骨が硬くなると、甲状腺ホルモンの分泌も悪くなる為、甲状腺ホルモンは、皮膚をきれいにするホルモンでもある為、首周りが治りにくい。。
何故、この付近の骨が硬くなるかというと、アトピー性皮膚炎の人の身体は、骨盤が後屈して、股関節が硬く捻れている場合が多いです。
骨盤が後屈してくると、バランスで、首を前に出すんです。
皆さん、わざと首を前に出して、首を左右に曲げて見てください。。やりにくいですよね。
これは、更年期の女性とよく似ています。
更年期になると、生殖ホルモンが減り、それと伴い自律神経の骨盤の開閉運動も減る為。骨盤の開閉運動が減る。。動きが減ると、力を失い、後屈してくる。
椅子に座ってると猫背になってくるのと同じ。
胸椎11番。。腰の伸びの問題です。伸びがなくなる。。
あくびと伸びは、この胸椎11番の硬化を防ぐ無心のメソッドです。
毎日意識的にやっても良いです。
腰が伸びなくなると、バランスで首が前に出てくる。。
それで首肩の緊張が増えて、凝る。。甲状腺も潰れる。
それで首から上に血行不良と自律神経不全の症状が出ます。
ですから、アトピー性皮膚炎の子供は、首が左右に柔らかく曲がる首ですね。。これが大事。
お遊戯で、歌を歌うときみたいに、体や首を左右に曲げる運動をすると、首が弾力を取り戻し、神経伝達が戻り、甲状腺が復活して首がきれいになるでしょう。
伸びをするのも良いです。
アトピー性皮膚炎の子は、腰が伸びないのが原因です。
腰が伸びないと、骨が揺らがない。。
だから骨、筋肉が硬くなり、皮膚も硬くなるんです。
その辺を改善しないと、アトピー性皮膚炎は改善しないんです。
よくホームページで、アトピー性皮膚炎が簡単に治るようなことを謳った整体院、鍼灸院を見かけますが、嘘なので行かないでください。。
そういうところは大体高額で、初回に回数券を買わされます。
昨日来たお客さんも、ある整体院で、一回9000円で、10回分の回数券買わされた。。
全然治らなかった。。と、言っていました。