太極拳というのは、中国人、つまり大陸の人が、自分達の身体の特徴を活かす武術という事で創られたものです。。
ヨガは、インドの人が、インド人の身体の特徴を活かして出来上がったメソッド。
それがそのまま日本人に合うわけがないのです。
日本人は、島国の民族。。大陸の人の身体とは違うんです。
相撲を見ているとよくわかる。。
モンゴル出身の力士と、日本の力士は身体が違うし、力も違う。。
努力の量の問題じゃなくて、元々持ってる体の仕組みが違うんです。
サッカー⚽️ワールドカップを見ても、ベスト4に入ってくる国の選手の体も、スピードも違う。。あれを見てしまうと、日本人が、サッカー⚽️ワールドカップで決勝戦に出てくる。。というのは、無理だと感じざるおえない。
日本人には、日本人にあった、身体の使い方があります。。
日本で生まれた武術、合気道や柔道、空手は、膝を柔らかく常に曲げて、足の裏を地面からできるだけ放さない、すり足文化が基本です。
だから袴文化なんです。着物👘文化なんです。
忠臣蔵の松の廊下でも、袴ですり足ですよね?
日本人は、肩凝りの人が多い。欧米の人には。肩凝りという概念もないとも聞きます。
日本人は、元々、骨盤が後屈している民族です。
オリンピックで陸上競技を見るとよくわかるでしょ?
欧米の人は、骨盤が前傾して腰が反り、胸を張っているのに対して、日本人は、腰が反っていません。。骨盤が後屈しているから、バランスで猫背になる、、それで肩凝りが起きるのです
そこで日本人は、脚が短く重心が低いが、骨盤は後屈して、お尻が垂れていて腰に反りがない。。それでは下腹に力が入らない。。
それで、膝を常に柔らかく曲げる事で、内股に力を集め、その力で、骨盤を締め前傾させる。
その重心の位置を出来るだけ変えないで動く。。
なんば歩きもそうです。
そういうメソッドを開発した。。
それがすり足文化です。
太極拳は、写真の様に、重心側の膝を伸展してしまう。。踵に重心を乗せてしまう。。膝を曲げて高く上げてしまう。。
その他の太極拳の動きを見ていても、すり足文化ではないです。
この動きは、中国人には良くても、日本人には良くないんです。。
実は、今日、太極拳をやっているお客さんが来てくれたんです。
良い機会だから、身体を観察させてもらうと、良くないんです。良くない。。
太極拳の動きが連想できる体となってっいました。。
僕は、太極拳の動きは、日本人には良くない事を説明して、「きょう、帰る時までに、日本人の身体にしますから、どちらが良いか、ご自分で判断すると良いです。」
と、伝え、日本人のすり足文化の身体に変えました。。
施術途中で一度、立ってもらい、どうですか?
と聞くと、足の裏が地面に落ちています。。と言いました。。
体重が綺麗に足裏にかかっているのを感じてくれた様です。
そして1時間後、施術終了後、立ってもらうと、こう言いました。「浮いてる感じがします^ - ^」
「そうです、日本人の重心の位置が綺麗に決まると、少し浮いた感じがするんです。
地面からの反発力を貰えるからです。
これを日本武術の世界では、浮足とか、氷上という言い方をします。
当院でもお客さんが施術後帰る時、足が無い。。幽霊みたいとか、浮いてるみたいとか良く言います。
これは、重心の位置が地球と一致している為、地球の🌏反発力が骨に伝わり浮かせる、必要な筋肉以外働いていないからです。
これをコツで動くと言います。
本当に正しく立った時、動いた時、筋肉に緊張を意識しないものです。
筋肉の動き力感を意識できる立ち方、動き方とは、無駄な筋肉を使い、無駄なエネルギーを使っているという事。。この無重力感覚を覚えておいてください。。
この感じが消えない立ち方、動き方を、これからは追求して見てください。。残念ながら、今までやってきた太極拳は、少なくともお客さんにとっては、間違いだった。。という事です。」
お客さんは、とて納得してくれた様で、尾張地方から来てくれたんだけど、「来て良かった^ - ^と、言ってくれました♪」