ある整体師匠と弟子との逸話です。
僕の好きな話です。
整体道場に入門した弟子に、師匠が言いました。。
「今日から、庭の動くものを見なさい。。見えたら教えなさい」
弟子は、整体術を習いたくて入門したのに、他の門下生が普通に習っているのに、自分だけ、なぜ庭の動くもの見るのか?
しかし弟子は毎日庭を見たのです。
「師匠、風が見えました」
師匠が庭に行こき、「なぜ風が見えたと言えるのか?」
弟子「はい、葉っぱが揺れたからです」
師匠「それは葉っぱが揺れたのを見たのであって、風を見たのではない、やり直し」
弟子「師匠、梅の花が咲く🌸のが見えました」
師匠が庭に行き、梅の花を見ると、梅の花はまだ咲いていない。。
「まだ咲いていないではないか」
弟子「梅の花が咲く勢いが見えました」
師匠「うん、合格、君はもう卒業していい」
この逸話は好きです。
つまり、師匠は、門下生として、入ってきた瞬間から、この弟子の資質を見抜き、技術など教えなくても、目に見える前の気の勢い。。それが見える様になれば、あとは自分で成長していけるとおもったのでしょう。。
それで、梅の花が咲く勢いを観る事ができた弟子は、何も技術を学ぶ事なく、卒業したのです。
これは大事な事です。
よく、お客さんに、先生は弟子を育てないんですか?
と聞かれますが。、僕も、この子は。。。と、思える子が来たら教えたみたいんです。
自分の勉強にもなるんで。。
しかし、整体術には資質がいるんですよ。。
丁寧に教えてやればできるようになるものでもない。。
その資質こそが、目に見えていない気の勢いを観ることができる事です。
例えば、風邪をひいて熱が出ている時は、身体は弱っているのではないのです。
気の勢いで見ると、むしろ元気な状態なのです。
気の流れが元気だから、風邪をひいてリセットしているのだな。。
だったらこの風邪を薬で止める必要はない。。
そう見える。
しかし、気の勢いが見えない医者の病院にいくと、風邪をひいてる熱が出てる。。これは身体が弱って免疫が落ちてるんだ。。と、解熱剤や、風邪薬を処方してきます。
しかし、熱が出てる子の、気の勢いは強いのに、薬を飲んだ子は、熱が下がり、風邪の症状は緩和しているが、気の勢いは弱くなってるんです。
それが見えるからこそ、安易に病院に行くな。。と、僕が言うわけです。
これが全てにおいて言える事。。
なぜ、仏像は半眼なのでしょう。。
あれは、肉眼でしか見えないものに囚われず、心の目で、気の勢いを見なさいと言う姿です。
私達の苦しみ、迷いとは、目に見える相対的な現象に囚われすぎて、事実、気の勢いを見ていない事による誤解から起きています。。
僕の好きな親鸞聖人も、人間の苦しみは、煩悩のせいではない。。
煩悩即菩提。。人間の持つ煩悩があるから悟りがあるのだ。。
と言う真実に気づいていないからだ。。
と言っているのです。
雨降って地固まるみたいな事です。
雨が悪いんじゃない。。雨が降るから、わかる事があるんだ。。
気づき、気づく度に、気の勢いが見えてきます。。
すると、目に見える現象の事実と違う法則が見えてくるんです。
僕のブログの内容は、気の勢いから見る👁世界の法則です。
だから医者のいう事と逆になる事が多い。。
でもどちらが、ありのままに物事を観ているのかといえば、僕なんです。
その証拠に、ありのままに物事を見ることができるようになればなるほど、なんだ、これでいいんだな。。と、今肯定が増えるのです。。
熱が出てる。良かったじゃないですか。。と言えるのです。
悩み事をなんで悩んでいたのかわからなくなる。。それが開眼です。