下の写真を見れば、ほとんどの人が美しいポーズだと思うのでしょうが。。
僕には統一性を失った。。アンバランスな姿勢に見えるのです。
この写真の人の呼吸を感じとって見てください。。
呼吸が苦しそうです。
見た目に重きを置き、身体の統一性、つまり、呼吸のしやすさを、後回しにしているからです。
人間は動物です。
動物である以上、いついかなる時も、天敵にきづけば、瞬時に逃げ出せる様な仕組みがあります。
ウサギを飼って🐰いた事がありますが、ウサギでも、急に走り出す。。あの感じは、人間には出せません。。
動物は、リラックスしている様で、いつでも動き出せる状態を保っているのです。
人間も本来動物である以上。。そういう仕組みがあるんです。
つまり、どんなポーズをしていても、それが完全静止のポーズではダメで、例えば、このポーズの人にボールを投げつけた。。としたら、避けられず、ぶつける事ができるでしょう。。
でも、野生の動物なら逃げるでしょ?
人間は、身体のポーズも、動作のプロセス。。仮の姿、仮の状態である事を忘れています。
いつでも、どこでも、どの格好からも、瞬時に動き出せる。。
つまり、動きの中の途中の姿であるのが正解です。
その場合、前屈をする場合、。膝は、軽く曲がっていて正解なんです。
やってみれば解る。。
膝を伸ばした前屈の人に、ボールを投げる。。
膝を少し曲げた前屈をしてる人に、ボールを投げる。。
どちらが先に逃げられるでしょうか?
これがボールだから冗談で済みますが、刀🥷だったら死んでいるのです。
だから、昔の剣術、伝統空手の動きを見ると、膝が伸び切る動きはありません。。
ジャンプする時でさえ、膝は伸ばし切らないのです。。
大相撲でも、解説者が、「膝が伸び切ってしまったらもう力は出ません」
と、お相撲は、すり足で、膝を常に曲げてる力士が強いんだと言います。。
日本人の場合特にです。。
能も、日本舞踊も、膝が伸び切る動きがありません。
運動や体操もそうです、
膝が伸び切ると、体にブレーキがかかり、次の動きに移行できない。。
それはデッド(死)の身体なんです。
静止している様でいつでも動き出せる。。これが真のポーズです。
以前気の勢いを観る。。という話をしましたが、この下のポーズには、気の勢いを感じません。
僕が毎日、朝夕、自分でやる統一体操は、膝が伸び切る動きがありません。。
静止しないんです。
車のアクセルを踏む時、。膝を伸ばし切る事がありますか?
でも、急ブレーキを踏む時は、膝を伸ばし切るでしょう?
膝を伸ばし切るとは、日本人にとっては急ブレーキなんです。。
前屈は、膝を少し曲げてやるのが正解。。
膝を曲げた前屈から起き上がるのは簡単だが、膝を伸ばした前屈から起き上がるのは難しい。。その理由は、身体にブレーキがかかっているから。。
ロックをかけちゃうんです。
そういうストレッチや、ヨガなどを続けると、心にもブレーキがかかるのです、
それで煮詰まり、考えが動かなくなる。。
それが悩み、迷いなのです。
悩み、迷いにブレーキがかからなければ、心は次に進めるのです。。
心が次に進むとは、災い転じて福となる。。という事。。
心が止まるから、それが悩みになるのです。
ストレスに強いとはそういう事です。
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