心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

山歩きは手を振らない理由

皆さんは、なんば歩きと言うのを聞いた事がありますか?

現代人は、西洋の歩き方がひろまり、腕を大きく振り、大股で歩くのが良いと。。。

膝は伸び切っている。。

しかし、日本人の様に、骨盤が後屈している身体の場合。。

前に進もうとする時、かなり重心を前に移動しないと骨盤が前傾しません。。

それで日本人は、膝を曲げたまま踵で着地🦶する事で、踵から小指に体重を移動してから親指からぬける。。

その小指に乗った時に、内股に力が入ると同時に、股関節が外旋して、その外旋の力との拮抗で骨盤が前傾して、重心が前に移動しようとする。。

その動きに、足を寄せていく。。

 

つまり、西洋の様な、後ろ足で蹴る動きがないのです。

日本のお年寄り👩‍🦳が、押し車を押して歩くと歩きやすい理由も、日本人は骨盤が後屈して、おばあちゃん👵になると更に骨盤が後屈する。。

すると、もう骨盤が歩く時に前傾しない為、重心が前に移動しない。。

つまり歩けないのです。

それで押し車に体重を預けると、姿勢が前傾して、骨盤が前傾する為、股関節を動かす余裕ができるのです。

なんば歩きと難しく考える必要はありません。。

 

例えば、山歩きで、急な坂を登る時は、無意識に、なんば歩きになっています。

図の様に、脚と手が同じ側が出てくる。。

そして腕は大きく振れないはずです。

思い出してください。。

 

山歩きで急な坂を登る時、出した脚の膝に手を添えて押していましますよね?

脚と腕が同じ側が出て。捻転が起きません。。

骨盤が前傾すると、捻転できないのです。

僕が、山歩きが良いと言う理由です。

 

山歩きをすると、自然と、日本人の歩き方になります。

前脚を高くあげる時、骨盤は前傾しています。

お年寄りが脚が前に出なくなるのは、骨盤が前傾しないから脚が前に出ないのです。

山⛰を登る時、膝を曲げたまま着地して、踵、小指を通り、親指から抜ける。。

小指に乗った時、内股に力が入り、股関節が外旋して、骨盤が前傾する。。

骨盤が一定以上前傾した時、出した前脚と同じ側の腕を出した方が楽に感じるはずです。

同じ側の腕が出てくる時、腕は大きく振れません。

山歩きの時、大きく腕、振ってる人いません。。

腰に手を当てて歩いている人がいます。。

あれも捻転しない歩き方です。

 

大きく腕が振れると言う事は、骨盤が後屈したまま歩いているのです。

骨盤が後屈して、股関節は内旋して、踵から親指に体重が移動してしまう。。

だから重心が前に移動しない為、上半身と下半身を逆に捻る、捻転運動で、後ろ足で蹴って歩いているのです。

だから、捻転を作る為に大きく手を振る必要が出てくる。。

でも、そうやって捻転して歩いているから股関節、膝、足首、親指が捻れてくるのです。

歩けば歩く程、身体が捻れる理由です。

 

山歩きをしてみよう。。

山歩きの歩き方を、平地でも活かすのです。。

正しく歩けてる人は、腕をあまり振りません。。

昔の日本人は、腕を振ってないんです。

だから腰にさした、刀🥷や扇子が落ちないのです。

着物を着た時、身体が捻れないので歩きにくいですよね?

でも、本来日本人は、歩く時、捻らない事が前提で着物ができているんです。