肩甲骨剥がしって何?
ここ数年、肩甲骨剥がしと言う言葉が、よく聞かれる様になりましたね!
僕が、一番真剣に学んだ、野口整体術にも、肩甲骨剥がしと言う技術があって、簡単の様でとても難しい技術なんです。
野口整体術でいう肩甲骨剥がしとは、言葉通り、肩甲骨を、肋骨から剥がす事ではあるのですが、無理やり剥がしても仕方ないんです。
肩甲骨が剥がれるとは、写真の様に、天使の羽根のに、肩甲骨が浮き上がる。。その動きができるかどうかです。。
僕が、いつもブログでお伝えする様に、人間は、直立して、膝を伸展させて立てる唯一の哺乳類です。
しかし、僕の整体経験から言うと、それでも人間の体の構造は、四つ脚時代の名残りがあるんです。。
人間の体の構造は、四つ脚の動物同様、四輪駆動です。
四つ脚動物が歩く時、肩甲骨がこの様に、剥がれているのをイメージできませんか?
つまり、四輪駆動構造の動物も、人間も、骨盤、股関節と、肩甲骨、肩関節が、臍で繋がり、連動しているからこそ、骨盤も肩甲骨も、股関節も、肩関節も動くのです。剥がれながら。。
当院に来た人は。僕の説明で、四輪駆動が切れているから、股関節が動かないんだ。。
肩が上がらないんだ。。四輪駆動で繋がっていませんから、危ないから動かさないでください。。
という、防御反応が起きているんです。
守ってくれてるんです。。身体が。。と言われた事あるでしょう?
それで臍で繋げて連動を戻していく。。臍とは、腰椎3番だと考えていいです。
背中の一番沿っている所です。
腰椎3番の可動の弾力は、そのまま腎臓の弾力となります。
つまり四輪駆動は、腎臓を活性化させるのです。
川村整体は腎臓整体ですね?
と、言ったお客さんがいます。
センス良いですね。。
その通り。。川村整体は腎臓活性化整体です。
四輪駆動が、しっかり働く体。。その身体は姿勢良く、姿勢とは姿の勢いです。
腎臓が元気な身体は、姿に勢いが出るのです。
背中が壁につくとか、見た目の問題じゃないんです。
心の勢いも腎臓の元気度で変わってきます。
鬱など。メンタル衰弱のある人は、必ず腎臓が弱っていて、腎臓と関わりが深い、肘や膝が冷えて痛いです。
膝が冷えて捻れている為、膝から下が熱く、浮腫むのです。
膝が冷えると、脚の脛にある、足三厘と言う胃腸のツボも冷えて胃腸障害が起きるのです。
胃腸障害の原因も多くは腎臓衰弱。なのです。
さあ、臍で上半身下半身が繋がると、肩甲骨は剥がれる動きを取り戻します。
逆に言えば、肩甲骨剥がしと言う技術は、上半身と下半身を繋げるメソッドなのです。
だから難しい技術です。
これを、力ずくで剥がしさえすれば、肩甲骨剥がしなのだ。
と、浅く考えている街の揉み屋に、体を預けてはいけません。
ぶち壊れてしまいます。肩甲骨の動きは複雑です。。
人形の様には動かないんです。
何故なら、人間は直立して腕を動かす訳ですから。。
鏡に自分を横から写して、前え習え。。をしてみてください。
重心の位置が変わりましたね?
人間が腕を動かすと言う事は、重心の位置が変わると言う事なんです。
だから、腕を動かすには、全身が連動して、重心の位置を変える必要があると言う事。。
上半身と、下半身がバラバラでは、重心の位置が変わらない。
ならば腕動かないのです。
この写真の様に、肩甲骨が剥がれる体は、上半身と下半身が連動して動く体だからです。
その身体は、胸を張ると言っても鳩胸の様に丸く張るんじゃなくて、お笑い芸人の春日の様に、肩が横に拡がりながら剥がれながら、中心に寄る感じです。
当院のお客さんが、以前、帰る時、こう言いました。。
「先生に施術してもらった後は、肩が横に拡がった感じがします。」
まさに、それが正解。
上半身と下半身が繋がると、胸は横に拡がる感じがします。その時、骨盤は締まっています。
ウエストも締ります。。
肩甲骨を動かす時、この剥がれる感じがあるか?
確認しながらやる事です。
最近は、春日体操、、と言って、お客さんの宿題にしています。
この春日の様に。。
脇を開いて、肘を真後ろに動かすイメージでやると。
肩甲骨が、開きながら、剥がれながら、中心に寄ると言う動きと同時に、骨盤も同時に開閉する連動性を感じるはずです。
この時肩が上がらない様に気をつけてください。
逆に、この体操を、脇を締めて、背中の中心に向かって肘を真後ろに動かそうとすると、鳩胸みたいに胸は丸く上を向き、肩関節は、逆に前に出て胸が開きません。。
肩の動かない人は、皆、そうなっています。