心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 野口整体術を、仏教で紐解く

努力する程上手くいかない過敏体質

現在は、自閉の子がとても多くて。。

当院でも、当たり前の様に、来院したお母さんから、子供の自閉の事について。。相談されたり。。時には愚痴られたりもします。。

 

今回は、自閉の高校生が、やる気を起こして、目標を持ち、努力を始めた。。

それを後押しする様にしてきたんだが。。

子供から。。もうそれは断念する。。と、告白があった。。と。。

 

この話を聴いた時。。

僕は、思うんです。

 

実は、過敏体質である人。。自閉の傾向がある人とは。。

元々頑張る事が似合わない、。

 

能力が無い訳じゃないから、。頑張るとそれなりの結果は出てくるんだが。。

頑張っている事そのものが、過敏体質や自閉の子には不自然な毎日である為、

その不自然なエネルギーの使い方に、疲れてしまい、、燃え尽きてしまう。。

と言う事が一つ、。

 

だから、会社で正社員になる、。と言う事が難しいんですね。。

正社員は頑張り続けないといけない毎日ですから、。

 

ですから、、過敏体質、。自閉気味の人は。。

派遣社員や、フリーター。。自営業など。。自由がきく仕事に定着する事が多いし。。

それが自然なのです。

 

もう一つの理由は。。

過敏体質の人は、気持ちがいつも先を向き、。まだ起きてもいない将来に怯えているタイプです、

そこで、気持ちここに在らずで。。いつも慌ててしまう。。

 

皆さんも、目覚ましが鳴らず⏰。。起きたら遅刻する時間。。

慌てて準備しようとして、いつもの当たり前のルーティンでも。。物を落としたり、して余計な仕事が増えたり、。慌てて外に出たら財布を忘れた事に気付いたり。。

それで戻る。。そう言う経験ありませんか?

 

過敏体質の子の気持ちは。。

日常がそう言う気持ちです、。

 

常に慌てているのです。。

だから、頑張ろうと思うと、、遅刻寸前で、慌てふためく状態になり、かえって上手くいかない。。

頑張ろうとすると余計上手くいかない。。と言う感覚があるんです。。

 

ですから、今回、自閉の高校生が、目標を持ち頑張ってみた、、

しかし、努力が報われない。。と言う感じを抱いてしまったかもしれません、。

 

せっかく頑張ってみたけど、。やっぱり俺はダメ🙅なんだ。。

そんな落胆した気持ちになっているかもしれません。。

しかし、、過敏体質の人は、頑張っても上手くいかないが、。頑張らなくても上手くいくタイプなのです。。

頑張らずに、今に淡々と向き合う様な、、好きこそものの上手なれ。。

そんな生き方があっています。。

 

慌てる生き方より、待つ生き方。。

うさぎと亀なら、。亀で生きてみよう。。

 

周りの人が、、見えなくなっても心配しない。。

俺は先走ると転ぶんだ、

今を1歩1歩歩いていくんだ。。

今という階段を。。確実に踏み込んで、進んでいく。。

 

そう言う生き方をすると、頑張るのが得意で。。能力がある人にも、、急がば回れで、ある瞬間抜き去り、、そこからはどんどん差をつけていける、。

そんな生き方ができるんです。。

 

僕の死んだ親父が、、僕の子供の頃よく話をしてくれました。

「能力豊な奴はその能力に胡座をかき油断する、、能力が無い奴は油断しないんだ。。実は油断しないと言う事が、一番強いんだ。。お父さんは、油断しない生き方で、能力におごる人達に勝って来たんだ。」

と。。うさぎと亀🐢🐇の話に近いですね。。

 

過敏体質、自閉の子は、、亀で生きていくのが合う。。

慌てない、、慌てると空回りして上手くいかない。。今という階段を一歩一歩登っていこう。。

 

また、自閉の子を持つ親御さんも、、他の人の様に頑張って結果を出す事だけが正義だと。。

いう固定概念を捨てる事です。

 

頑張って競争に勝つ生き方ではなくて、、好きこそものの上手なれ、

そう言う生き方を、勧めてあげて、それを見守ってください。。

僕自身が、過敏体質で、会社に馴染めず、転職を繰り返した。。

頑張り続けると、燃え尽きてしまうんです。

空回りしてしまう、。

 

それで、当時は直感的に、、俺は競争に勝つ生き方ではなくて、、極める生き方があっているんじゃないか?

と気づけたのです。。

 

それは、高校時に入門した、、空手道場。。

子供の頃からやってる子ばかりの中で、高校デビューの僕は、、周りの人に勝とうなんて思いもよらない。。

下手くそが、迷惑にならない様に、目立たない様に楽しんでみよう。。

 

ただただ、、空手道場に入門できた喜び、、そして、子供の頃からやってる子達には及ばないが、俺なりに上手になりたいと、。

週2回の練習日を楽しみに。。大切に取り組んだんです。。

 

そしたら、半年も経つと、。2歳上の先輩から言われたのです、。「川村は強くなるよ!」

と。。えっ。。。そして一年経つと、古株のおじさんから、、「川村くんは、この道場で一番になる子だよ。」

と言うと、それを聴いていた他の練習生も、「うん。。俺もそう思うよ!」

えー。。。高校デビューの俺が?。。。

子どもの頃からやってる子より強くなる?そんな事ある?まさかー!。。

でも2年ほどで、それは実現してしまったんです。。

 

この時の体験を思い出したのです、。

そうだよ俺は極めるのが得意なんだ、。油断なく、今日を大事に生きる事ができるんだ。。

ならば俺は職人だ。。

 

この気づきで、26歳で整体職人を目指す決意をする、。そして空手の時同様。。

28歳より。。今度は、整体道場にて、あれよあれよと、頭角を現していきました。。

1日の成長が大きいんです。。

極めるのが得意、、今を生きるのが得意なんです。

会社ではあんなにダメ🙅人間なのに、。極めるのは天才的だなあ。。

 

過敏体質は、競争に捉われず、、、自分の技を日々磨いていく、、それを楽しむ様な生き方。。

亀の様な生き方が合う。。

今に集中する生き方、、慌てるのではなく、俺は俺だ、。と、じっとこらえる、、大丈夫🙆俺はこれで良いんだ。。

と言う覚悟を持った生き方が合う。。

誰も見えなくなったら、、むしろ、人目を気にせず、やりたい事ができる。。

そう言う感じでいい。。