当院では、弟子制度、研修生制度はとっておりません。
時々、整体を教えて欲しい。。とか、弟子にして欲しい。
と言ってくれる人がいます。。
認めて貰えてる感じがして嬉しい部分もあるのですが、自分が、整体の勉強をして来て思うことは、整体術の世界は、ほぼセンスの世界です。。
あと、趣味の様に大好きな人じゃないと上手くならない。。
努力したからできるようになるわけじゃあないんですね!
僕を含めて、プロでやってる人は、それを知ってるもんですから、安易に弟子を取ったりしないんです。。結局傷つけてしまいますから。。
弟子として受け入れる以上、プロになるまで育てる。。これが師匠としての責任です。。
僕も、修行時代に、3人の師匠から学びました。
1人は、研修生制度があったので、申し込んだだけ。。
1人は、体験説明会に行ったら、僕に可能性を感じて、逆にスカウトされたんです。
もう1人は、弟子制度を取ってない先生に頭を下げて弟子にしてもらいました。。
その人が、僕を弟子にしてくれた理由は、僕の質問が、いい質問をするから、この子はものになる。。教えてみたい。。と、師匠が思ったから、つまり、師匠が、教えたくて、僕を弟子にしたのです。僕が無理矢理お願いしたんじゃないんです。
それは、僕が、素人ながら。独学で、かなり整体を勉強していることを感じたんですよね。。
弟子制度というと、昔の芸人の様に、何回断られても、通い続けるうちに、受け入れて貰えるもの。。というイメージがあるかもしれませんが、今は商売です。お金儲けで、教えてやるから何十万最初に払え。。みたいな整体院はすぐ教えてくれるでしょう。。
そういう所は、どうせ教えたってプロになんかなれない。。と、思いながら教えているのです。。
僕は性格上、お金にあまり興味なく、大切なのは、僕が楽しい事なんです。。
だから、僕が弟子を取る。。としたら、この子はものになるな。。是非教えてみたい。。
と、僕に思わせるものを持ってるかどうかでしょう。。
就職の面接と同じですし、また、バイトから社員になる様な子は、社員からスカウトしてるはずです。。
整体に本気で興味があるなら、整体の本を読みあさってるはずだし、いろんな整体院巡りをしてるはずですし、素人が出れる、整体セミナーに出てるはずです。。
それが第一条件でしょうね。。
それをして来てない。。ということは、本気で整体を勉強したい人ではなくて、習い事の一つみたいに思ってるだけです。。興味がある。。ということです。
整体のプロになる。。とは、宮大工になるのと同じです。。その覚悟があるかどうか?
カルチャーセンターの習い事の様な気持ちではできません。
今まで、整体を教えて欲しい。。という人。。何人も教えてきました。。
でもね、みんなすぐ挫折です。。
そりゃそうなんですよ! 整体は職人仕事ですから。。すごく難しいんですね。
だいたい数回来て、こんなに難しいと思わなかった。。と、やめます。
いきなりゼロ知識で、弟子にしてくださいは、ちょっと難しいでしょうね。。
せめて、素人が出れる整体セミナー。。いっぱいありますから、。そういうのに一杯参加して、自分が本気で、整体のプロになりたいのか? 向いているのか?
整体を面白いと思えるのか?
どんな整体師になりたいのか?
確認するのが先ですよ。。
弟子にしてください。。はその後です。
教える方にも相当な覚悟がいることを知ってください。。