心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

複数の人から習う事

物事を学ぶ時、ひとりの偉大な、有名な師匠1人だけから学ぶのが良い。。

と、考える人と、僕の様に、いや、いろんな人から学んだほうが良い。。と考える人がいる。

 

何故、複数の人から学んだほうが良いと考えるのか?

それは、学ぶという事は、師匠をコピーする事ではなくて、自分を知る事だから。。

 

1人の師匠に何十年も師事し、他の場所で一切学ばない人がいる。。

そういう人は、確かに師匠からすれば、教えやすいかもしれない。。

イエスマンを作るには、一番都合のいいタイプだから。

 

でも、そういう人は、たしかに最初は、師匠を疑わない分、いろんな事を体験してきた人より、覚えがいい。。早い。。優等生に見える。。

 

しかし、うさぎと亀の話の様に、結局は、いろんな事を体験してきた人が、自分の学んできた事と、、師匠の教えてくれる事との違いに戸惑い、迷いながら、自分で選択し、決断していく過程は、実力、理解を深め、結果、途中でうさぎを抜いて、一度抜いたらもう引き離すばかり。。それが、僕の見てきた事実です。。

 

僕が最初の研修制度に、入った時、10年すでに、同じ師匠から学んでいるベテランの先輩がいた。。この人は、僕の事を可愛がってくれて、いろんな事を教えてくれたが、教えてくれる事は、全て、師匠のモノマネ、コピーであって、例えば、モノマネ芸人になるには。。を、教えられている様なもので、自分はどう思うか、自分はこうする。。というものが、一切無い。

 

 

師匠の完コピを目指しているのだろうか?

師匠になりたいのだろうか?

しかし、師匠でないこの先輩が、師匠の完コピーを目指してどうするつもりなのか?

と、思っていました。。

この先輩は、結果、名古屋で独立しましたが、半年で閉店。。自信を無くし、もう二度と独立しませんでした。。

 

これは、モノマネ芸人のネタは、何度も見たくない。。という事です。

本当の自分の輝きが出てないからです。。

人を惹きつける魅力がないのです。。

ひとりの偉大なる師匠からしか学んでいない。。という人が、陥りやすい部分です。

これは、虎の威を借る狐。。ないんですね。。

偉大なる師匠に、何十年師事している。。という事で、自分に自信をつけようとする弱い心です。

自分を知るには、自分をいろんな角度から見ることが必要です。。

3Dプリンターの様に、自分をより良く知るには、自分をいろんな角度から見て、自分を知る必要があるのです。。

自分をよく知っている人は、輝いているのです。

自分をよく知っている人は、ブレないのです。。ブレない人は、輝いています。。

 

ひとりの偉大な師匠1人からしかし、学んだ事のない人は、自分を、正面から見た自分しか知らないのです。。

だから薄っぺらくみえる。。

魅力が出てこないのです。。

先の先輩の様に、10年やろうが20年やろうが、ひとりの師匠の完コピを目指すタイプの人で、一流になった人を知りません。。

一緒に勉強した人達で、自分で独立してる、人気店になってる人は、皆、いろんな事を学び、それを真似するのではなく、それを参考に、自分の整体を創り上げて、誰もやってない、新しい、自分らしい整体を確立した人達です。。

時々、そういう先輩方のお店を訪問します。。

 

みんな、見た事もないやり方をしています。。

これこそ、この人の整体なのです。。