心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

好きでやってる人の店に行きたい。。

個人でお店をやっている人。。

いろんな店があるでしょう。。いろんな理由でやってるのでしょう。。

 

親がやっていたのを継いだ人。。

お客さんを喜ばせようとしてやってる人。。人の為にやってる人。。

自分がその仕事が好きで、自分の為にその仕事を楽しんでる店。。

店を増やしたくて、大きくしたくて、事業家としてやってる人。

 

僕の場合で言えば、自分が好きで勉強していたら、プロになれちゃった。。パターン。。

自分のため、自分が楽しんでる店です。。だからお客さんも楽しい。。

 

僕が料理屋を選ぶ基準。。床屋を選ぶ基準も同じで、親の仕事をしょうがなくついだ店や、お客様を喜ばせたい。。お客様の為にやってる。。という店には行きたくないのです。。

 

やはり、料理が好きで、常に、自分が美味しいと思うものを、お客さんにも提供したい。。という人。。

 

床屋でもそうで、常に、興味を持って、新しい技術を楽しく模索し、お客さんに。それを勧めて来るお店に行きたい。。

自分がその仕事を愛して楽しんでいる店が一番気持ちいい。。

 

20歳の時でしたか、東京の荻窪で、美容院に入り、「今の髪型を、短くする感じで。。」と、言ったら、ついてくれた多分店長。。男性が。。「刈り上げてみませんか?」

「刈り上げなんてやだよ。。短くしてくれればいいって」

「うーん  。。刈り上げないと決まらないですよ。。刈り上げてみませんか?」

「そこまで言うんだったら、刈り上げていいけど、似合わなかったらお金払わないよ!」

「はい、それでいいです」

 

終わってみたら。。「似合うね!あなた凄いわ、。。プロだわ」

この時から30年以上。。僕は刈り上げているのです。。

 

この時、プロとはこう言う事なんだなあ。。

お客さんに言われた通り、正確に仕事をすれば、評価はされるが、新しい発見。。新しい人生のきっかけを与える事はできない。。

この美容師さんみたいに、似合わなかったら、お金もらえないし、かなり僕に文句言われたはずなんです。。当時の僕は、かなりのチンピラ風情でしたから。。かなりのリスクを推して、僕に、僕の気づいていない、もっといいものを提案した。。

いや、感動したんです。。大した度胸です。

 

僕も整体院を始める時の初心で、この美容師さんのように、自分の観察眼、腕に自信を持ち、まだ気づいていないお客さんの良さを引き出せるような、そんな仕事をしたい。。と思いました。。

その美容師さんは、自分自身が仕事を愛し、誇りを持ち、楽しみ、更にお客さんも喜ばせた。。

これば、職人を超えてアーティストだ。。

これは、商売だけでなく、日常生活でも、自分が楽しめてない人に、人の為にと。良くされても楽しくないですよ。。

まずは、どんなアウエー状態であっても、人生を楽しめてる人がいれば、周りの人は。その人に興味を持ち、集まって来るでしょう?

なんで、こんな目に合いながら、楽しそうなんだろ。。

自信を持って生きてるんだろう。。

 

僕は、いつも言うのです。。

自分が人生を楽しんでいない人が、人の為に。。と考える前に、自分がなぜ、今の人生を楽しめないのかを、考えてみる事です。。

誰もが楽しめないはずの環境の中で、楽しそうに生きてる姿。。

これが一番、周りを明るく、楽しくする。。

そう思います。。

こうでなきゃいけない。。人のために、子供のために。。と、思い込み過ぎれば心がフリーズします。。

フリーズしたら、そもそも、自分が愉しめているのか? 自分に問うてみましょう。。

自分が楽しめていなければ、周りも楽しくならない。。

いい人ほど、自分が不幸な人生だったからから、周りの人、自分の子供にはそういう思いをさせたくない。。

これも優しさですが、例えば、自分が病気だったから、子供はそういう思いさせたくない。。

でも、子供も同じ病気になってしまった場合、。。子供も不幸にしてしまった。。

と自分を責めて、子供をかわいそうだと思うでしょう?

 

もし、お母さんが、病気だが幸福だという理解で、明るく過ごしていれば、子供も同じ病気になっても、幸福だと思えるんじゃないですか?