先日、テレビを見ていたら、コロナ禍でも、売り上げを伸ばしている会社として、西松屋が紹介されていました。。
社長のインタビューでは、「できるだけガラガラの店創りを目指しています」
えっ。。どういう事。。
お客さんでいっぱいの店づくりを目指すのが経営じゃないの？
西松屋は違うんですね。。
ガラガラの店の方が、ゆったりした気分で、ゆっくり商品を見れるから、結果として。購入して返るお客さんが多い。。
通路も広くとり、お客さんが、他のお客さんと、接触しない距離が取れ、また、商品を見るにも気にならない距離が取れる。。
コロナ禍では。密にならない店づくりが吉と出て、お客さんが敬遠しないから、売り上げが落ちない。。
欲張らない経営が、逆に儲かるという理論。。
多くの経営者が、通路をできるだけ狭くして、棚を増やし、商品を増やす。。という発想。。
これは、欲張る経営ですね。。
そして、コロナ禍で、大打撃を受けたお店というのは、多くは欲張る経営をしてきた店とも言えます。。
密になる店作りは、敬遠され、閉店を余儀なくされる。。
僕もワークマンが好きで、昔から、なんでもワークマンで買っていたのです。。
ワークマンも、僕には、欲張らない経営に見えていました。。
いつ行ってもガラガラ、。商品を選びやすいし、落ち着いて選べる。。
でも、最近ワークマンは、欲張りはじめました。。客が多い。。落ち着かない。。
そういう店が好きな人が、沢山います。。
混んでるのが嫌いな人。。混んでる場所が嫌いな人。。
現代の過呼吸時代には、とても多いのです。。
イオンなんて、僕はちょっといけません。。人が多すぎます。
当院も、当初から、欲張らない経営で、やってきました。。もちろん儲からないですが、お客さんの中には、次のお客さんと、顔を合わす事がないのが良い。。という人が多いですね。
僕との2人っきりが、嫌な人もいるでしょうが、二人っきりだから、普段人に言えない悩みを相談できるのが良い。。という人もいます。。
ただ、そのお客さんの秘密を、悪気はないのですが、忘れてポロッと、他人に話してしまう事があるのが、俺のいけないところです。。ごめんね🙏 悪気は無いの！
欲張らない経営でしか、味わえない良さが、当院にはあり、それが好きな人がいるのだと思います。だから、僕は、このスタイルでずっとやって行く予定です。
男性だったら、ビル建てて、従業員雇ってやるのが成功。。だと、思う人が多いのでしょうが、僕は、ある夫婦二人でやっていた炉端屋。。大人気で、うちの親父も常連でした。。
その夫婦は、成功したので、もっと大きな居酒屋を建てて、従業員を雇って事業拡大しようと、考えて、大きな店で始めたのです。。縁あって、親父のコネもあり、オープンバイトの一人となりました。。
すると、多くの常連さんがきてくれたのですが、酔っ払ってくると、皆、同じ事を言い出したのです、「なんだ、この店、マスターと、話ができねえじゃん。。カウンター越しに、マスターと、くだらない話をするのが楽しかったのに。。つまんねえ！」
この後、お客さんは、減っていき、結局閉店です。。この経験を見てるから、お客さんが当院の何が気にいってきているのか。。そこを間違えてはならないと思っています。
誰も、僕が、待合室がいっぱいで、従業員も一杯の店、期待してないでしょ？
当院の場合も、欲張らない経営が好きな人が、ファンになってくれてる店であり、。密にならない店として、コロナ禍でも、お客さんは減る事なく、逆に増えています。
この欲張らない経営。。
ひょっとしたら、コロナ後の、新しい経営スタイルとして、増えてくるかもしれません。。
