心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

治療は人情を超えた心で。。

親身になってくれる治療家は、いい治療家だと言われます。。

何としても治してあげたい。。縁あって当院に来てくれたからには、何とか治してあげたい。。

こう思うのは当然ですし、私も、そういう気持ちが強いですね。。しかしこれは人情の世界での心の交流であって、その次元に囚われすぎると、治療にならないんです。

人情を超えてこそ、本当の治療です。

 

ブログで何度も説明しましたが、身体から言わせれば、症状は必要があるから出してるわけで、症状を経過させながら、治そうとしてる姿です。

それが、確実に理解できる人には、治療家による施術は必要ない。。と言っても過言じゃないんです。

身体のアンバランスを、元に戻そうとして、自然治癒力が、症状を出して、治そうとしている。。その治っていく過程で、何が間違っていたのかを、なんとなく脳裏に映し出して教えてくれる。。それを受け入れて反省するシステムが、一連の症状の役割なのです。

 

整体で、治療していくと、治っていくにつれ、何が間違っていたのかえを、随時思い出す事が多いです。気づく事が多い。。

そういう気づきを与えてくてる身体に、常に感謝があるレベルの人は、症状をありがたく受け入れ、身体のバランスを崩した、思考、身体の使い方に気づき、反省し、次に活かせばいい。。

でもその理解ができれば悟りですから。。現実無理です。。だから、スムーズに症状が経過せず、途中でフリーズしてしまう。。熱が上がりきらずに、グズグズ微熱が続いたりしますね。。そこに治療家の出番がある訳です。。

 

フリーズしてるのを、背中から押してやる様な事です。。それ以上の事を力んでやろうとすれば、身体からしたら、過剰な介入となり、防御反応が起こります。。

もう既にやっますよ! 手伝うだけでいいよ!と、怒られてしまいます。

治してやろう。。という気持ちが強すぎる事は、過剰介入となるのです。

身体のしてる事の否定にもなりますから。。

薬も、過剰介入です。。だから副作用が出ます。

自分の気を入れようとする気功治療家も同様です。

人間個人の気は、過剰介入です。大自然の気を、交流させるような気が、本来の気の治療です。

 

ですから、施術家として正しい姿勢は、身体の良き助手ですね。。

当院で、整体をしながら、カウンセリングのような事をする理由も解って頂けましたか? 症状が出るということは、その前に、自然の摂理に反した思考があった。。

その思考に従って生きた事が、身体のアンバランスを創り上げた。。それが、ある一定限度を超えると、風邪を引く事になります。。つまり免疫が発動し、元に戻そうとします。

そこで、気づけないと、もっと大きな症状で、リセットせざるおえない。。

気づくまで出します。逆に言えば、風邪の時点で気付ける様になる事です。

風邪は、気づきを促しています。。ゆっくり休みながら、普段は目を向けない、内面に目を向けて、心を整え、身体を整える時間です。。

風邪は万病の元。。といいますが。実際は、風邪はリセット機能の元です。。

 

また、心のリセットをしなければ、本当のリセットになりません。。痛みだけ消すような治療は、ダメなのです。。心の次元を上げるのと同時でないと。。

ある一定以上の理解力のある治療家は、口には出さないですが解っています。

お客さんが訴える辛い症状だけを、取ってやろうとする行為は低次元な行為だと。。

いきなりこれをお客さんに話すと、治せない言い訳に聞こえて、不信感を抱くので言わないだけです。

治療家同士で、飲み会などをやると、この話が出ますね!

治そうとしてはならないが、治らないといけない。。お金貰ってますから。。難しいのです。

人情は必要ですが、そこに囚われすぎると、身体のしてる事を邪魔する事になるのです。

 

症状とは、人の次元を上げるシステムです。。赤ちゃんの知恵熱を見れば解ります。

症状は、病気じゃない。。排泄機能は全て治癒力の仕事です。

病気とは気が病んでいる状態。。つまり、悪い物が症状として排泄されない状態です。

治療後の好転反応は、排泄反応です。。症状です。

 

伝説の治療家の残した言葉も、この説明で解ると思います。

 

 何もしないのが最高の治療

身体は勝手に病気になってくれる

病気は治すものではなく、治るもの

病気は経過する

病気は人生の一部

健康の為に何かをしてる人は、健康じゃない

など。