僕はマツコデラックスが好きなんです。
高校時代の3人に親友の1人に、ブータンという友人が居たが、見た目も、性格もよく似ているんです。
マツコは、いつもハッキリ人を馬鹿にする様な発言をするが、いつも愛に満ちている。。
人に怒られたり、叱られたりするのが好きな人は居ないだろうが、マツコデラックスには怒られてみたい(^^)。。
芸能人で会ってみたい人は？。。と聞かれれば、マツコデラックスですね。
マツコデラックスは何故、毒舌なのに人に愛されるのでしょうか？
それは、人を悪くいう時も、常に、私もそうだけど。。という、上から目線でははなく、同じ目線で、同じ位置で、そして同じ方向を見ながら言っているからです。
マツコデラックスが、人を悪くいう時、心の中では、「あんたダメな子ねえ。。私もそうだから良く分かるわ。。だけど大丈夫🙆♀️なのよ。。私でもなんとか生きていけるんだから。。あんただってなんとか生きていけるのよ。。それに、私、あなたみたいな人、嫌いじゃないわよ」
こういう感じでしょう？
マツコデラックスは、「基本、人間とはダメなものよ。。ダメな自分を嘆くんじゃなくて、受け入れれば良いのよ。。受け入れた上で、自分にできる生き方をしていけば良いのよ。。
こんなデブで汚いオカマなのに、私の事が好きって、使ってくれるテレビがあるのよ。。。
見てくれる人がいるのよ。。
それで生活できてるのよ。。なんとかなるわ。。大丈夫🙆♀️。。あんた私と同じで、ダメな子だけど、あんたも大丈夫よ🙆♂️。。なんとかなるから。。」
このマツコデラックスの思考は、親鸞さんの、罪悪深重の凡夫。。という考え方と同じです。
マツコデラックスは親鸞さんと同じ愛があるんです。
親鸞さんは、歴史上有名な僧侶ですが、本人は、死ぬまで自分を、罪悪深重の凡夫だと言い続けていたのです。。
罪悪深重の凡夫とは、煩悩だらけで、煩悩を消すこともできない、どうしようもない自分である。。という事です。
それは、自分だけではなくて、すべての人間はそうであるというのです。
優秀な人がいて、反対に、どうしようもない罪悪深重の凡夫がいるのではない、人間は、阿弥陀如来から見れば、すべての人が、罪悪深重の凡夫だというのです。
だから親鸞さんは、自分の元に、弟子にして欲しいと、訪れる人々にも、こう言うのです。
「私もあなた達となんら変わらない、どうしようも無い罪悪深重の凡夫です。。だから、私に弟子などもてる理由もありません。。もし師匠がいるとすれば、阿弥陀如来です。
私も、阿弥陀如来の弟子です。。皆さんと同じです。。」
この感じです。。
しかし、マツコデラックスさんも、親鸞さんも、自分達人間は、罪悪深重の凡夫であり、どうしようも無い者達ではあるが、それを嘆くのではなく、それを認めて受け入れた上で、どう生きていくのか？を、学んでいくのです。
災い転じて福となす。。。煩悩即菩提。。
私達は、自分達が、どうしようもない、罪悪深重の凡夫。。。心に災いを持った生き物である事を認める事から始まるのです。それを認める心も一つの菩提心です。
それでいいのですよ！
自分の心に災いを持った事を認め、受け入れる事ができるからこそ、それを福に転じる事ができるのです。
煩悩を菩提心に転じる事ができるのです。
自分は優秀で、非の打ち所がない。。なんて慢心している奴はもっも、自分を分かっていない。。
皆さんは、正確に、自分は、煩悩だらけでどうしようもない生き物だと気づけたのでしょう？
認めて受け入れたのでしょう？
進んでいます。。
それは幸いです。心の災いを認めて受け入れる事ができたなら、それは福に、菩提心に転じる事ができるんですよ！
自転車は転ぶ事を知るから、転ばない事を知る。
心も転ぶ心を知るから、転ばない心を知るのです。
転ぶ心を認めて受け入れた時から、転ばない心、菩提心への転観が始まるのです。
その煩悩即菩提に必要な光を、常に阿弥陀如来さんは当ててくれているのですよ！
だから、どうしようもない自分であると、気づいた事を喜んでください。。
それは結果ではなくて過程です。。
つまり夜明け前の暗闇なんです。
今が暗いと嘆きなさんな。。この後に夜明けが来ます。。
必ず太陽は🌞上がって来ます。
マツコデラックスさんの愛は、こういう愛です。。
だから、ダメな奴をダメだと、愛を持って言えるのです。
ダメな奴だからダメ🙅♂️なのではなくて、お前はダメな奴だからこそ、救われる奴だわ。。
お前、ダメなやつで良かったなあ。。そんな風にも聞こえませんか？
マツコデラックスは、お前はダメな奴だから、そこを治さないとダメ🙅とは言わないのです。。
お前も私と同じでダメな奴だけど、大丈夫🙆♀️。。ダメならダメなりに、生きて行けるわよ。。世の中捨てたもんじゃないわ。。
むしろダメな奴だから今があるわ。
ダメなところも丸ごと自分だよ。。そのダメなところも切り捨てるのではなくて、可愛い自分の一部として、表に出してやろうよ。。隠さなくていいよ。
私をみてごらん。。デブで汚いオカマよ。。私が大丈夫なんだから、あんたも大丈夫よ。。
これこそ、真の自己肯定感です。
自己肯定感とは、ダメな自分も認めて受け入れながら、その煩悩を菩提心に転じていく事です。
人と比較する事による自己肯定感は慢心に過ぎない。。
人と比較する自己肯定感は、人との比較により失うのです。
本当の自己肯定感とは、今の自分を受け入れて、受け入れた上で、今日より明日、明日より明後日、ダメな自分そのままに、より良く生きて行ける様になる事が幸福である。。という思考です。
比較するなら昨日の自分です。。
昨日より、自分はダメなままでも幸福である。。と、思えた分、自己肯定感が増したのです。
自己肯定感が増すとは、ありのままな自分を、色眼鏡無しで認識できる心です。
なんだ、俺はこれでいいんじゃないか。。このままでいいんじゃないかと、思える事です。
これじゃダメじゃないです。。
