心が風邪をひいたなら

川村整体ブログ 

年収と幸福度は比例しない理由

アジア人は、年収600万までは、幸福度は上がり続けるが、600万から増えても、幸福度は横ばいとなり、3000万を超えると、むしろ下がっていくのだそうだ。。

 

私達は、目に見える有限な物が全てだと、勘違いしてしまうのです。

だから目に見える財産、名誉、地位、力など、努力で増やせるものは、他人から奪い取ってでも増やしておけば、それだけ幸福度は上がると勘違いしてしまうのです。

 

確かに、年収は上がれば、やりたい事ができる様になるでしょう。。

お金がなくなる不安から、逃れることができるでしょう。。

 

しかし、あればあるほど幸福。。と言う妄想は、年収で言えば、600万ぐらいになると、それ以上年収が増えても、地位が上がって力が増しても、少しも楽しくない。。と言う境地に陥る人が多いのです。

勿論、生まれつき器が大きい魂で生まれた人は、大きな仕事を成し遂げる役割を担い、年収が増え、力がついた事でしかできない偉業を、成し遂げて、人を救ってくれる。。そんな菩薩の様な人も居るはずなんです。

 

しかし、多くの人の場合。。あればあるほど幸福とは、無ければ不幸というのは、妄想であった。と、気づくことが幸いです。

そこで、では本当の私の幸福とはなんだろう。。と言うクエッション?が生まれて、自分の心と向き合うきっかけになりますよね!

 

これは最近の、バイクのマウント合戦にも似ています。。

一昔前までは、小さなバイクに乗ってるより、大きなバイクに乗ってる人の方が、上。。

そんな文化でした。。

ツーリング🚴‍♀️で、バイクがたくさん集まる場所に行くと、小さいバイクの人は、肩身が狭く、大きなバイクの人にこう言われるのです。。

「もっと大きなバイク乗りなよ。。楽しいよ。。」

そう言われて悔しさと、そんなに大きなバイクは楽しいのか?と、自動車学校で、バイクの大型免許が取れる様になってから。。大型を購入する人が増えたのです。。

 

しかし時代が進み。。

大型って結局、デメリットも一杯で、小さなバイク🏍️乗ってた時のが、楽しかったよ。。

俺は、小さなバイクに戻すわ。。

 

そう言う流れで、今は、小さなバイクブームです。

では、大型バイク乗りが、全員小さなバイクに戻したか?と言えばそうではなく、やはり、小さなバイクより、大型バイクの方が、長距離も楽だし、馬力もあって楽しいよ。。

と言う大型推奨派と、いや、大きなバイクはお金がかかるばかりで、見栄張ってるに過ぎない。。本当に楽しいのは、 小さなバイクだよ。。と言う小さなバイクに推奨派とに、別れて、お互いが、小さなバイク乗ってる奴なんて、バイクが分かって無いやつだよ。。と、見下す。。逆に、大きなバイク乗ってる奴こそ、本当のバイクの楽しさを知らない。ただの見栄っ張りだよ。。と、見下しあっているのです。

 

これは年収マウントと似てますよね。。

年収の低い人は、お金が全てじゃ無いよ。お金で買えない物があるよ。。と言うし、金持ちは金持ちで、お金でしか買えない物があるよ。お金は多い方が良いよ。。と言う。。

どちらが正しいか?と言えば、バイクの排気量マウントと同じで、どちらも正しくもあり、どちらも正しく無い。。

 

比較してるからです。

本当の幸福とは、皆さんの本当の幸福とは、比較を超えた場所にあるんです。

小さなバイクには小さなバイクの楽しさがあり、小さなバイクが楽しいと感じる人には、小さなバイクと繋がり易い相性があると言う事。。大きなバイクには大きなバイクの楽しさがあり、それが楽しいと思える人には、大きなバイクと繋がりやすい相性があるだけです。

比較でも、上下関係でも無いんです。

 

年収も同様です。

僕自身の経験で言うと、一番高収入だったのは、二十代後半の、バブル末期の運送会社時代です。年収800万以上ありました。。

それで高年収で幸福だったか?と言えば、皆さんご存知。。僕は若い頃から物欲がないですから。。お金使わないんです。

貯まるばかり。。

それで当然、会社の先輩も当然高収入なわけで、毎日、高級な、お姉さんのいる飲み屋に誘われて、しかも自腹なんです。

お前金あるだろ!と、。

行きたくも無い店に毎日誘われて、毎月何十万使う。。

こんな高収入な毎日は俺に合わない。。

と、思って、低収入であったとしても、毎日が充実している方が良い。。

そう思い、低収入でも、毎日の仕事そのものが生きがい。。

そう言う生き方の方が、俺には相性が良い。。

と、悟り、今に至るんです。

 

僕の今の経営スタイルがそうでしょ?

金儲けで効率主義でやるより、儲からない非効率主義だが、毎日が、1人1人の施術そのものの楽しさ、。手間ひまかける事でしか得られない気づき、技術の進歩、一期一会の出会い。

お客さんとの深い心の繋がり。。

手間ひまこそ、幸福の扉🚪。。

こちらに僕の幸福はある。。と、思うからそうしているのであって。。

よく、お客さんに、先生は、こんなに安い価格で、汗💦して一生懸命やってくれる。。

偉いですねえ👏。。他のところはこんなにしてくれませんよ!

と、言われますが、僕が偉いんじゃなくて、こう言う生き方、整体の営業スタイルこそ、僕の幸福だ。。ということでしかないんです。

だから、僕はこれでいいのです。

僕が選択したのです。

比較を超えて、僕はこれで良いんだ。。と、思える生き方こそ、その人の本当の幸福です。

比較を超える事です。

 

事業で大成功した高校時の友人が、ベンツで川村整体に来店。。僕の貧乏振りを見て鼻で笑って帰っていきましたけど。

そこで悔しい。俺もベンツ乗ってやる。。ではダメなんです。

比較ですから。

比較の中には真の幸福はありません。。

 

自分の相性が良い生き方ができる、それに必要な年収があれさえすれば良いのです。

それこそ足るを知るです。

 

比較でそれ以上の年収を望む事で、生き方のペースも、変わってしまうからです。

 

身分相応という言い方がありますが、そういう上下関係、マウント関係を超えて、生まれ持ったあるがまま相応に生きる事。。

皆がそれを知れば、無駄なマウント合戦競争も無くなり、調和するのです。