当院のブログでは、しつこい程に、日本人は、膝を伸ばし切る動きは間違いだと言ってきました。。
そして、親指に体重を乗せるのも間違いです。
平らな舗装された道路を、踵が高いハイヒール👠やスニーカーで歩くと、体は、体のバランスをさほど取る必要がないため、早く前に。。早く一万歩歩こうと、膝を伸展しながら身体を捻転し、腕を大きく振り、伸び上がる様に親指で地面を蹴って歩いていますね？
またその歩き方が正しいんだ。。ーと、指導する人も多い。。
しかし、身体の動構造を知り尽くした、私たち整体師に言わせて貰えば、それは体をバラバラにして、体を痛めてしまう歩き方です。。
日本人はつい最近まで、舗装されていない東海道、中山道を歩いていました。。
舗装されていない道を、足の裏の薄い靴で👞歩くとどうなるでしょう。。
身体は自然と、膝を自然と軽く曲げ、股関節を柔らかく使い、体全体を繋げてバランスを取り歩き出します。。
体操選手が🤸平均台の上で膝を伸ばし切るでしょうか？
しませんよね？
その時の体重移動は、踵、小指、親指へと抜けていくんです。
この時膝は常に軽く曲がって伸びきることがありません。。
舗装されていない草の生えた凸凹道を歩けばわかるんです。
今日、お伝えしたい事は、下の図の様に。。
膝を伸展。。伸ばし切った時、膝は真っ直ぐではなく、X脚になると言う事。。
そして、X脚の時、骨盤は後方に回転してお腹が前に出る。。
女性に多いポッコリお腹です。
女性のポッコリお腹は、ハイヒールで膝を伸ばし切る歩き方から起きているとも言えるのです。
では。。草鞋の様な、踵が低い靴で、凸凹道を歩けば、膝は軽く曲がる。。
この時こそ膝は真っ直ぐなのです。。
そして、図とは逆に、股関節は外旋します
股関節が外旋しながら歩けば、骨盤は前傾して、ポッコリお腹も消えます。。
膝を伸ばし切る歩き方は、脚をX脚にして、股関節、膝関節を、内側に内旋させてしまいます。。
膝の痛みや、股関節の痛み、脚の裏の痺れである、坐骨神経痛とは、まさにこの脚の使い方で起きるのです。
そしてX脚で歩けば、歩くたびに、踵から小指を抜かして親指に体重が乗ってしまう。。
この時、脚の前の大きな大腿四頭筋が縮む。。
これはブレーキなんです。
親指はブレーキ。。小指、薬指がアクセルです。
つまり、膝を伸ばしきり、X脚で捻転しながら歩く親指で蹴る歩き方は、サイドブレーキ引きながらアクセルを踏んでいるのと同じ。。
だから壊れてしまうんです。
ブレーキを解除するには、膝を軽く曲げる事です。。
親指の体重を抜く事。。
足裏マッサージでは、親指は頭の疲れの急所になってる。。
それは、緊張した人間は、重心が上がり、肩が上がり、浮き足立ち、まさに膝を伸ばし切りながら、親指に体重を乗せて、伸び上がる様に歩いてしまうからです。
嬉しすぎる時のスキップがそうです。興奮しているのです。
落ち着いている時は、膝が曲がり、股関節、膝、足首と、真っ直ぐな脚となり、自然と、踵から小指に体重は移動し、親指に抜けていく。。
すり足、なんば歩きになるのです。
この時、親指で地面を蹴る必要性はゼロです。
膝を曲げる歩き方は、この動画を参考にしてください。。
