壁にぶち当たると、よく、神様が自分に試練を与えている。。とか、神様は、乗り越えられない試練を与えない。。などと、自分に言い聞かし、やる気を奮起させるものでありますが、私は、それは違うだろう。。と思います。。これは一つのポジティブシンキングですね!
神様が試練を与えているのでゃなくて、自分が、今自分に必要な経験を呼び込んでいるのですね。。
身体が呼び込む経験とは、頭脳思考が思う、自分に都合の良い事ばかりではないのです。。都合の良い事ばかりしか起きない毎日に、気づきはありません。。
都合の良い事も、都合の悪い事も、同じだ。。と思える事が、人生を理解した事になる。。自由自在を手に入れた事になります。。皆さんが試練と思うのは、都合の悪い事を、都合の良い状態にしようと努力する事ですね。。そうではないのです。。
都合の良い事、都合の悪い事。。どちらでもない所に中心が、空即是色があるのだ。。
と、気づかされる経験なのです。。
例えば、桃田くん。。バトミントンの。。今回も目の怪我で、ひょっとしたら二回連続の、オリンピック不参加の可能性も出てきました。。
多くの方は、桃田くんはついてない。。とか不運だとか、思った方が多いでしょう。。
しかし、私にはそうは見えないのですね。。
もし、オリンピックに出て、金メダルを取る事が、桃田くんの魂の成長に必要であるならば、オリンピックにも出るだろうし、金メダルも取るでしょう。。
池江さんもそうですが、オリンピックで金メダルが取れる可能性が高い人が、怪我や、病気によって、目前でその道を閉ざされるという経験。。
これを受け入れた時にしか得られない、魂の大きな気づきを得るのに必要な経験を、今
まさに呼び込んでいるんだなあ。。と、見えるのです。。
それは、きっと、オリンピックで金メダルを取る事以上に、必要な気づきなのだと思うのです。。
中学生に頃、同級生に、とっても勉強ができて、明るくて、気さくな友人がいました。
彼も、高校受験を目前にして、白血病で入院したんです。。
そのため、高校受験は一年遅れ、私が2年になった時、彼は一年生でした。。
4月に、電車の駅で彼を見つけ、懐かしさで、話しかけて、少し話をしました。。
驚いたのは、彼が大人になっている事でした。。
同じ歳とは思えないほど、落ち着いていました。。
そして、一年遅れた事について、質問しても、完全にそれを受け入れていて、愚痴や後悔の言葉は一つも出てきませんでした。。
その時に感じました。。彼は、白血病で一年遅れた事によって、人間的に大きく成長したんだなあ!
大きく成長した魂は、その後の人生で、使い続ける事のできるスキルです。。
オリンピックで金メダルを取る事でしか、解らない世界もあるのでしょうが、テレビで見ていても、元金メダリストの言葉が、他の人達より、響いているとは思えません。。
目標を達成することも、大切ですが、人間が一番成長するのは、自分にとって不都合な出来事を、ありがたく受けいられた時です。。
北斗晶さんなんか、乳癌手術後、雰囲気が優しくなったと思いませんか?
私は、桃田くんは、オリンピックで金メダルを取れるという器以上の器を持っている人なんだなあ。。
だから、こういう経験を呼び込んで、成長しようとしてるんだなあー。
と見えます。。
試練といえば、乗り越えないといけないものだと思い込んでしまう。。
しかし、明らめることで、次の扉が開くのかもしれない。。
試練には、乗り越える試練と、明らめる試練があるのです。共に気づきがあるのです。
明らめる。。とは、難しいのです。。執着を手放す事ですから。。
だから、強制的に手放させる経験を、自分で呼び込むんです。
池江さんも、あのまま無理な練習を続けると危ないから、白血病にして、練習を中止させた身体の意思があったのだと思うのです。
試練と戦わないことです。。受け入れてこそ、道が開く。。
それが、怪我を克服してメダルを取る事なのか、オリンピックメダル経験無しという人生を、受け入れられる人物となる事なのか? それは、その人その人の、今、必要な成長が何なのか?によります。
人が必ず老いてくる。。という事も、最終的には、受け入れるしかない。。受け入れる事を促しているのだと思うのです。。