医学的には、解剖学的には、痛みとは神経が拾うもの。。
主に、筋肉の過緊張した場所を、神経が拾い、痛みとなる。。。
たしかにそのパターンもあるんですが、僕が、長年、整体を営み、痛み取ってきた歴史の中で言えば、もっと、体は、微細な異常を感知し、痛みとして知らせてくる。。
東洋医学では、痛みとは、不通の場所。。
つまり、気が通らない所に、痛みが出るのだ。。という考え方です。。
そこに神経があろうが、無かろうが、気が詰まり、通りにくい場所には、痛みを起こし、炎症を起こして通りやすくしようとするのです。。
僕の感覚もこれが一番近いですし、僕の施術もそうですね。
気の流れが詰まって流れにくい場所。。主に関節がある。。
通りにくい場所があれば、通り過ぎる場所もある。。
それらが均等に、チョコタワーに様に、切れ目なく、全体に綺麗に流れるようになるに、へそに中心が集まる身体に戻すこと。。
そうそれば、全体満遍なく流れ出します。。
そうすると、筋肉も揉んだりしなくても、痛みは消えるのです。。
痛みとは、関節の位置異常。。内臓の位置異常。。脳の位置異常を知らせるサインであって、
流れのいい位置にバランスよく戻してやれば、全身の関節、臓器、脳までもが、元の、流れやすい位置に戻っていく。。
そうすれば、あとは、勝手に、川は綺麗になっていくのです。。
ただ、これは、身体を真っ直ぐにすればいいという単純な話では無いのです。。
チョコタワーだって、入れ物の形も一つ一つ違うし、全てを水平器で、水平にすれば、このように流れるか?と言えば流れない。。
どこに重心を持って来れば、このように 流れるか?
その感覚が必要ですね。。
中国雑技団のようなものです。
川の石を積み上げるのと同じ。。
だから、中心を持った人間にしかできないのです。。
全ての関節が、細かく振動しながら、揺れている状態。。
これが気の体。。整体です。。
皿回しの様に、良く揺れる背骨の上に、大きな頭、お皿を乗せているのです。。
見た目がまっすぐでも、気の体として歪んでいれば、痛みは出るのです。。
神経がない場所でもです。。
ここが不思議ですが、人体には、神経を通さないシステムもある。。という事。。
例えば、師匠の例で、腕を切断して腕がないのに、腕が痛いと、来店したお客さんがいたのです。。
腕の神経はもうすでにないのに。。です。。
これは、気の体としては、まだ腕がある認識だったんですね。。
胸椎の上部をの動きを良くしたら、腕が無い事を認知した身体は、腕のない分重心の位置を変え、全身に流れやすい重心の位置に変えたのです。。
それで、腕の痛みは消えました。。
脳梗塞で、腕が動かない人に、気を通して、腕を動かした例もある。。
脳梗塞で、神経やられたら、腕は動かない。。と思い込めばそうなるし、そうではない、気の体のシステムでなら動く。。という事を理解できれば、動く筈だ。。