政府の各大臣が、全力で。。と、力を込めて言えば言うほど、頭ばかり興奮して、身体が動かなくなる。。
全力で。。と言えば言うほど、ビジョンがない。。何をしていいかわからない状態にいる。
という気がしてならないのです。
どうですか?
ビジョンがちゃんとあって、今、何をすべきかしっかり見えている人にとって、全力で。。
という言葉は出てこないと思うのです。
大阪の商人が、儲かってまっか?
ぼちぼちでんなあ。。
このぼちぼちでんなあ。。と言える精神状態が、うまくいっていて、今、何をすべきかがよく見えていて、ビジョンもあり、特別欲張る訳でもない。。
いい状態と言えましょう。。
力が抜けていて、いい(良い)加減な訳です。
僕は、「全力で頑張ります」。。という人をあまり信用しません。。
ぼちぼちやってますから、任しとき。。と言われた方が、あっ、この人は見えているんだな。。
任せていいな。と思うのです。余裕があるからです。
余裕があるから、呼吸が深い。。
信頼される人は呼吸が深いのです。
人間は。本能で、自分より呼吸が深い人に信頼を寄せます。
佐川急便時代。。
上司に、怒られて、「これからは、全力で頑張ろうと思います」
と言うと、いつも言われたのは、「思うのは誰でもできるんだ。。今日から何をします。。と、具体的に言え!」
と言われました。なる程どその通りです。
自分が全力で。。と言っている事に気づいた時は、空回りして、気持ちばかり先走り、身体が動いていないのです。
絶好調だと言うスポーツ選手が、いい成績を残せないのも同様です。。
今、ジャイアンツの監督、原さんが、現役時代、小指を打撲して、ベンチにいたのですが、代打で出てきて、ホームラン打ったのです。
ヒーローインタビューで、原さんは、「指が痛くて、逆にうまい具合に力が抜けて、いいスイングができました」と言っていました。
僕は、大学生だったでしょうか?
なる程、絶好調でない方が、力が抜けて、バランスがいいいんだ。
絶好調だと思うと、逆に、いつもより欲が出て、力を込めてホームランを狙いに行き、凡打になる事もあるでしょう。。
ボチボチでんなあ。。
これぐらいで生きるのがいいのです。。
整体の師匠はいつも、淡々と生きろ。。と言っていました。
同じ事ですね。